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「お祈り」の習慣 [幼稚園]

幼稚園の卒業文集「光の子ども」に書いた文章です。

 

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 ちょうちょう組のみなさん、そして保護者のみなさん、ご卒園おめでとうございます。

「雲消しゲーム」というのをご存知ですか。青空にぽっかり浮かんだ小さな雲を心で念じて消してしまうというゲームです。雲に向けて額からレーザー光線を発するような気持ちで「消えて下さい」とお願いするのです。そして消えてしまった雲をイメージしながら「ありがとうございました」の気持ちになるのです。それをくり返します。ふんわりした雲ならすぐ変化が現われます。私は、水の結晶写真で知られる江本勝さんの『波動の人間学』という本で知って、早速試してうまくいったので子供たちにも教えました。コツは、疑わないこと、そして「ゲーム」と思ってあまり気張らずに気楽にやってみること。学校の知識からすると「そんなバカな」かもしれませんが、実際にだれにでもできてしまうのです。

「雲消しゲーム」が「お祈り」に通ずることにお気づきでしょうか。「お祈り」は、それこそ太古の昔から人間の暮らしの中にしっかり根を下ろしていたごくあたりまえの習慣でした。ところが、十七世紀に始まった「個」を原理に据えた近代合理主義と呼ばれる世の中になると、「お祈り」はさも自己の内部で完結してしまう自己満足に過ぎないかのように考えられるようになって今に至っています。念じることで雲を消せるように、祈りを自分の外部へと通じさせることができるということは、古来人間にとって不思議でもなんでもないあたりまえのことだったのです。残念なことに、宮内幼稚園でせっかく身についたのに、学校に進むと全くうとんじられてしまうのが「お祈り」の習慣です。今の日本の学校教育も近代合理主義的世界観に立っているからです。

世界の経済が大きく動揺し始めて否応なしに時代の変化が実感できるようになってきました。「個」を原理とする時代から、心と心の交流、「共感」を原理とする時代への転換が始まったと考えられます。「KY(空気が読めない)」といった言葉が流行語になってしまうのもその現われかも知れません。目では見えないものへの関心の広がりです。その流れの中で「お祈り」もきっと見直されるようになるはずです。

小学校は選択できませんが、宮内幼稚園への入園は、保護者の方の選択の結果でした。この選択は、子どもさんの社会参入の第一歩として実に大切な選択だったと思います。これからの子どもさんの人生において、宮内幼稚園の選択がほんとうにいい選択であったと思っていただけることを心から願って、お祝いの言葉とさせていただきます。


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