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「日本はもう一度敗戦を迎える」 [現状把握]

怒濤の如きトランプ攻勢。この中で「2度目の敗戦」という言葉が現実味を帯びだしている。


まず、気鋭の学者の予言通り安倍対米外交で「2度目の敗戦」http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198455
 (2017128日 日刊ゲンダイ)の記事。

『永続敗戦論』の白井聡氏

《「おそらく米国は2国間FTA(自由貿易協定)で、日本国民の有形無形の富を吸い上げる姿勢をより鮮明にしてくる。今の政府はそれを押し返せやしないし、その意思もない。むしろ無理な要求でも全てのんでいくことが国益になると思っている節すらある」》《「おかしいのは、日本では常に議論が逆立ちしていることです。「米国がどうなりそうだから」という話ばかりで、「我々がどうしたいのか」という議論が一切ない。本来、「我々がどうあるべきか」が先でしょう」》

経済評論家・斎藤満氏

《「トランプ大統領は、あらゆる国に対して、力ずくでアメリカに有利な“2国間協定”を結ばせるつもりです。“日米FTA”を締結したら、日本が大損害を被るのは確実です。まず、自動車がターゲットにされるのは間違いない。日本との自動車貿易を“不公平だ”とやり玉に挙げています。さらに、TPPで関税引き下げに合意した牛肉や豚肉など農産物の関税撤廃も求めてくるでしょう。要警戒なのは、日米FTAに“為替条項”をねじ込んでくる可能性があることです。『2国間交渉では為替操作を厳しく制限する』と口にしている。日本は、自動車などの個別品目だけでなく、円高までのまされかねない。日米FTAを結んだら、日本経済は一気に冷え込む恐れがあります」
》

立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)

《「安倍首相はアメリカしか見ていない。歴代の首相も対米従属でしたが、それでも多少は戦略的でした。米軍に軍事を任せて経済に集中しようなどと計算していた。ところが、安倍首相はなにも考えずにアメリカに従っている。アメリカファーストのトランプ政権は国益をムキ出しにしているだけに、日本は骨の髄までむしり取られますよ」》

記事の結論

《このまま安倍首相に日本のかじ取りを任せていたら、日本は2度目の敗戦を迎えてしまう。》


二国間協定の恐ろしさについては、天木直人氏の「日米二国間交渉という悪夢」の再来が現実になった衝撃http://xn--gmq27weklgmp.com/2017/01/28/post-5965/28Jan2017)の記事で気づかされた。

《ついに来るべきものが来た。/しかも、こんなに早く来るとは衝撃だ。/日米二国間交渉という悪夢がそれだ。・・・
/米国との二国間通商交渉がどれほど理不尽なものか。・・・/かつて日米経済摩擦が一大外交問題になっていた1980年の終わりから1990年のはじめの頃、対米交渉を総括的に担当していた外務省の北米局長が、我々中堅幹部たちを前にしてこう言った事があった。/「もはや、米国をまともだと考えて仕事をしているものは外務省でだれひとりいない」と。/対米従属の権化のような北米局長がそう言ったのだ。/その時の驚きを私は昨日の事のように思い出している。・・・/その局長は、そして外務省は、面従腹背のごとく日米同盟最優先を言い続けるしかなかった。/ それから30年ほどたって、日米二国間交渉という悪夢が再現されようとしている。/しかもその悪夢は30年前の悪夢の比ではない。/あの時は、官僚主導の交渉の余地はまだあった。/しかし、今度はトランプ大統領がそれを言い出し、自ら安倍首相に迫ってくる。丸呑みさせられてしまうのは明らかだ。/あの時は、まだ日本経済、企業、国民には体力があった。
 しかし、いまは瀕死の状態だ。・・・/もはやこの国の政治は、与野党が国会で政局に明け暮れている場合ではないのだ。/挙国一致内閣でこの国難をどう乗り切るか、その対応策を考える時だ。/いや、もはや政治家だけで決められる段階は通り越している。/国民が政治に参加し、政治が国民と一体となって、トランプ大統領の米国に対する日本の外交を考える時だ。・・・/トランプ大統領の理不尽を跳ね返す事ができるのは憲法9条しかない 》

 

新ベンチャー革命氏は、白豪主義的なトランプは日本人を嫌っているはず:対米コンプレックスの塊のような卑屈な安倍氏の日米首脳会談は日本の国益を大きく損ねるだけ」http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36506441.htmlと自らの体験を重ね合わせて警告。

《黒人大統領であったオバマ政権時代には、米国に潜んでいた白豪主義者は本音を隠していましたが、トランプの登場で一挙にその正体を露わにしたということです。黒人大統領の時代が8年も続き、米国内の白豪主義者の不満が鬱積していたのです。》《米ジャパンハンドラーにとって、彼らがハンドルする日本人エリートは、オモテムキ、彼らにとってお客さんなので、一見、紳士的に応対してくれるからです。しかしながら、米ジャパンハンドラーは、本音では、安倍政権や外務省の日本人エリートは単に、カモに過ぎません。すなわち、米ジャパンハンドラーは、赤ずきんちゃん的日本人エリートにやさしいオオカミなのです。》《 安倍氏はなんとか、トランプに気に入られようと躍起になっていますが、日本の代表としての安倍氏の対米姿勢はほんとうに見苦しい!の一言です。/安倍氏の救いがたい誤解、それは、日本国民は全員、日米同盟こそが、日本の国是と信じて疑わないはずと思い込んでいる点にあります。/安倍氏のアタマには、日本の対米自立はまったくカケラもないようです。こんな人が日本の代表として対米外交をやっていることこそ、日本国民の最大の不幸です。》《かつて、英国から独立を勝ち取った米国人はみんな、極めて独立心が強いので、日本人も内心では、スキを見て、対米自立を勝ちとろうとしているはずと思っているからです。/だから、対米隷属的で卑屈な安倍氏に内心、強い嫌悪感を抱くはずです、とりわけ、トランプのような米国人はそうです。》《トランプを代表とする米国白人が、日本人を嫌っていることを日本国民がはっきり知れば、それは、やがて、対米自立のエネルギーを育てることになります。》

 

飯山一郎氏、戦後の毒々しい化粧が落とされ,スッピンになるニッポン」2017/01/30(月) 【最重要】 激震の2月,激動の3月,激変の4月

http://grnba.com/iiyama/index.html#aa01301》。そのスッピン姿について、堺のおっさん、すかさずコメント。すっぴんの日本は、鏡を見ればしわくちゃのバーサン(ジーサン)であった。/この悲しい現実をまず認識しなければ次世代の日本はないでしょう。」http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16010080

飯山氏のニッポンはスッピンになる」と題する記事から。

《・・・激震・激動・激変の米国・トランプ政治の津波をくらい,動揺と不安のアノミー思考.(「アノミー」とは,それまでの考え方や基準が全く通用しない状態)/革命的に変化する国際政治/しかり! トランプの政治は,米国だけでなく日本を含む世界中の人々に,従来の考え方や既存の基準・規範を捨てざるを得ない状況を迫ってきている./すなわち,米国も日本もヨーロッパも,いや,世界中が,2月から激動と激変の時代に突入してゆく!/日本は70年ぶりの大変化/日本に関して言えば…,日本国は支配者が変わる!/日本国は71年前の敗戦以降,アメリカの属国・属領だったワケだが,日本国を実質的に支配していたのはCIAを中核とする米国の戦争屋勢力だった./その「ニッポンの支配者」が,トランプ政権によって,ガラリと変わる!/D・ロックフェラー.ジョセフ・ナイ,ヒラリー・クリントン,カート・キャンベル,アーミテージ.マイケル・グリーンといった支配者=ジャパン・ハンドラーズの面々が全員失脚したからだ./いや,トランプに辞表提出を迫られ,失脚させられたのである./CIA(中央情報局)という世界最大の謀略機関も,ブレナン長官の首がトランプによって叩っ斬られ,以前のCIAではなくなった./つまり,現在,日本国の支配者は,トランプ大統領なのである./トランプが大統領に就任したということは,日本国にとっても,驚天動地! まさに革命的な出来事であるということ./このことは↑本当にシッカリと認識しなければならない./消滅する『東芝』と『原子力ムラ』/まだある.日本国を強力に支配していた『原発ムラ=国際原子力資本』の存在である./この『原子力ムラ』も,トランプ大統領就任に歩調を合わせて,衰退・凋落した!/その象徴的な出来事が,現在の「東芝・債務超過の問題」である./

米国の原子力資本にハメられた東芝は,いま,消滅の危機にある./東芝は,たぶん,消滅するだろう.負債が巨大過ぎるし,時間がないからだ./東芝問題とは,つまり,日本を支配していた『原発ムラ』の支配力がゼロに等しくなる!ということ./かくして,いま,日本国を支配していた『戦争屋勢力』と『原発ムラ』.この二大勢力が消えてゆく流れ./毒化粧を落としスッピン・ニッポン/

この青天の霹靂(へきれき)の如き大事件によって,日本は…,『激震の2月,激動の3月,激変の4月』を迎えることになる./戦後の毒々しい化粧が落とされ,スッピンになるニッポン.ウッスラとした放射能の粉は落ちないが…しかし,ここはひとつ,精一杯,気張るっきゃない!/少なくとも,情勢分析だけは,誤れない!・・・》

 

かつて小宮山量平氏が須藤克三さんについての南陽市の講演で、「第二の敗戦」の言葉が出た。それにふれてこう書いたことがある。

《理論社を創業し多くの児童文学者を育てた小宮山量平氏が南陽市で『児童文学に賭けた半生―須藤克三との出会い』と題して講演されています。ふたりを結びつけたのは『やまびこ学校』でした。氏は日本の戦後史の中に須藤克三を位置付け、今なおその役割は終わっていないと訴えられました。/
「戦後すぐ、日本語がこの世から消滅するんではないかという風な時代が来ていたわけです。・・・日本人が、本当の意味の日本人の心を失ってはならない。・・・いちばん大事なことは日本語というものを大事にしなければならない、そのことに心を繋いだのが無着さんの仕事であり、それを大きく支えた須藤克三の仕事でした。」「根こそぎ日本は植民地化されるような状態がやってくるかもしれない。そのような事になる前になんとかしなくちゃならない。」そういう中で、「必死になって子どもたちの中でいい文章を守ろうとした。」日本全体、分裂対立の風潮の中にあって、克三は日本語を守ることを通して日本人がひとつになることを呼びかけた。小宮山氏は克三と「日本はもう一度敗戦を迎える。それまでに日本語の大切さを守り育てておかなくちゃならない」と切実な思いで語り合ったといいます。》「この師ありてこそ―田島賢亮」


日本はもう一度敗戦を迎える」、その時がいつなのかずっと頭にありつづけた。今がそうなのか。いずれにしても、”まっとうな日本”が甦えるためには、どうしてもくぐり抜けねばならない一大関門なのだと受けとめたい。



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めい

マドモアゼル愛さん、これからの方向を指し示してくれています。おおいに共感します。

   *   *   *   *   *

■ 一人であることを恐れない 2017年01月31日(TUE)
http://www.love-ai.com/diary/diary.cgi?no=1757

一人暮らしの老人が孤独の中で亡くなるケースが増えています。

ニュースがよく取り上げることもあって、高齢者の一人暮らしの悲惨さは印象付けられがちですが、果たして、本当に独り暮らしの老人は不幸なのでしょうか。

私はそうは思いません。一人であることを私たちは恐れすぎていると思います。

幸福な関係性の中で、大勢の家族や仲間と一緒にいられる老後が、それは最高だとは思います。

しかし、一人になるのは不幸とばかり、意味のない関係や愛情のない関係、親しみや和解のない関係の中で暮らすなら、まだ一人でいた方がずっと幸福ではないでしょうか。

自分の安全や寂しさを埋めるために人を必要とする姿勢だと、むしろ人間同士の関係性の手ごたえは遠ざかると思います。

これは老人ばかりではなく、誰にでも共通する問題です。一人になるのはいやだと言って、悪い仲間と付き合ったり、いじめの対象にされるよりは、やはり一人のほうがいいのです。

自分の考えを粗末に扱われたり、無視されたり、認めてもらえないような関係なら、まだ一人のほうが良いのではないでしょうか。

私たちは一人であることを恐れて、自分の本当に重要なものや、意味ある時間を無駄なものにしてはいないでしょうか。

心が通わぬ人といたら、何ひとつ私たちには得るものはありません。

形を求めるのか、手ごたえのある関係性を求めるのか、、、

私たちは一人で生まれてきて、一人で死んでいきます。

まず、一人であることを受け入れない限り、本当は人や物事や関係を受け入れることなどできないのではないでしょうか。

自分を受け入れることができずに成長した人が、一人であることを恐れ、形だけでもいいからと、人を必要としてしまうのではないでしょうか。

しかし、自身の孤独と寂しさを埋めるために利用される人はたまったものではありません。

潜在的な憎しみと敵意はこうした関係によって生じます。

嫌なことをやらない、、、嫌いな人とは付き合わない、、、

これが本当の基本的人権です。赤ちゃんは皆そうしています。それでも悪く言われませんし、生きていけないということにもなりません。

その方が本質的だからです。世知に長けて、表面的なものに心を奪われるようになると、反対に問題を起こすようになります。

自分の幸福のために、人や金や外部の力を必要と感じだすからです。

しかしそれは違います。幸福の出発点は一人であることを恐れないことにあります。そこから出発すれば、むしろ問題は少なくなります。

自分らしい生き方、暮らし方、仲間が自然とできる道に入れるからです。

基本は常に一人。だからこそ他と関係性が持てるわけで、それがなければ、隷属か我慢か利用か消耗の道に入ることになります。

それは嘘の道ですから、必ず、行き詰まります。

私は長いことラジオの人生相談をしていますが、一人であることを恐れて周囲に合わせて生きて来た人が、最後に行き着く地獄を何度も見てきました。

家族もいる、配偶者もいる、病気でもない、しかし何ひとつつながっていない、、、そこからは何ひとつエネルギーが湧いてこない、、むなし過ぎて、つら過ぎて、もう生きられない、、

一人であることを恐れたところから始まった人生の、最後に行き着く先です。

どこかで修羅場をつくっていれば、そうはならなかったのに。

どこかで逃げ出していれば、もっと違った人生になっていたのに。

どこかでノーと言えば、もしかしたら周囲が変わっていたかもしれないのに。

ノーは本当の関係性を求める態度だから、相手も真剣になるためです。

私たちは一人なのです。なぜそのことを受け入れないのでしょう。

一人であることを受け入れれば、相手をも一人の人としてみることができるようになります。

その時、きっと手ごたえのある関係性が生まれる、、

一人の寂しさに負けてはダメ。一人であることを恐れない。そうすれば、何にもわたしたちは騙されはしない。

本当の友達がさもいるように、、、本当の家族がさもいるように、、、本当の仕事をさもしているように、、、人生を本当に楽しんでいるように、、、  見えるだけ。

友達と家族と配偶者と仕事と、本当に響き合うことができるかどうか、、、それは、一人であることを受け入れることからしか始まらない、、、

国も同じだと思うのです。グローバル化の嘘がばれる年が今年。

その昔、ハワイ王国はハワイ王国であり、きっと幸福だったのだと思います。

バリ島もバリ島であり、きっと幸福だったのだと思います。

アフリカも幸福だった。グローバル貿易がなかった時代は。

日本も日本列島の中で、楽しく暮らしていたのではないでしょうか。

開国とは、強制だったのです。どの国もその国らしく生きるのが、自然でしたが、そこに突如、国際ルールのようなまやかしがやってきて、すべての文化を壊し、その国にしかない貴重な民の持ち物を収奪していったのです。

その国はその国でいいじゃないですか。一人であることを恐れない国づくりからスタートすればいいと思うのです。

トランプのアメリカは半ば鎖国政策で、マスコミから叩かれています。でもアメリカはアメリカに戻りたいだけではないのかしら。

ロシアはロシアに戻り、ロシア人を守ると言っている。

アメリカもアメリカ人を守ればいい。

日本も日本人を守ればいいのであって、TPPの時代でないことが突きつけられているにも関わらず、まだやめようとしない。そこに利権があるからです。

まずは、どこも一国、その民であることからスタートして、本当のおつきあいが始まるのです。自国の文化も知らないで他国民と交流しても、そこにあるのはお金だけ。だから最後には戦争が起こるのです。最初から戦争を仕掛ける時代にまでなったので、あまりにひどいと良識ある人は怒っているのです。

一人であることを恐れない、、、人間も国も。そこから本当の自立と方向性が出てくるはずです。

日本は出てゆこうとする黒船をわざわざ止める必要などありません。

一人になることを恐れ、一人に思われることを恐れて自分を失った現代人。

その反作用がこれから本格的に出てくるでしょう。

まず、貿易が変わります。貿易が大きな人類の問題であったことが段々とわかってくることでしょう。貿易は人間よりも物を重視する姿勢を生むのです。貿易で損なわれたものはあまりに大きすぎます。

貿易を便利で豊かであるとの意識にすり替えた物質主義者がいたのです。

一人であることから始まれば、逆にみんなで手をつなぐことの意味がわかると思います。

寂しいから先に形だけの手をつないだけど、その手と手には、偽りとごまかしと憎しみが充満してしまったのです。

一度、手を離し、一人の自分に戻る時代になるでしょう。それでいいのだと思います。国も個人も。

by めい (2017-02-02 07:24) 

めい

TPPに対して冷静な飯山氏。2017/4/10の「放知技」板でのやりとりです。

   *   *   *   *   *

775:cibf : 2017/04/10 (Mon) 17:58:03 host:*.infoweb.ne.jp
 飯山さん
 拙稿(737)に対して、4つ(740、742、743、744)ものご返信を下さいまして、有難うございます。
 ここでは、TPPについて別の角度から述べてみます。
 TPPが明確な政治課題として登場したのは、旧民主党の菅直人政権の時でした。彼はTPPを「21世紀の開国」と標榜し、その実現を重要な政治目標として位置付けていました。当時、自民党は、TPPに対して断固反対という立場を堅持していたのは、ご承知の通りです。
 TPPは、他の多くの貿易協定と異なり、ISDS条項という項目を含みます。これは、例えばアメリカ資本が日本で活動をしているときに、日本の経済制度のせいで損害を被ったと判断した場合に、日本の裁判所ではなく、またアメリカの裁判所でもなく、世界銀行の傘下にある「国際投資紛争解争センター」に提訴して、日本政府に対して争うことができるという内容です。これは、非関税障壁のみについての提訴であり、原則的に非公開であり、一審のみで、上訴はありません。
 これまでISDS条項が含まれている貿易協定で、実際に訴訟が起こり、カナダ政府とメキシコ政府がアメリカ企業に対して敗訴し、それぞれ高額の示談金を支払わざるを得なかったという事実があります。
 このようなISDS条項に対して、「治外法権」であるという批判もあります。しかし、もっと正確に言えば、TPPにおいては、ISDS条項によって、資本が国家権力を超えて自己の権力を主張し実現することが許されており、認められているということです。すなわち、ビジネス権力が国家権力の上に立つということです。巨大資本がここまでの力を持ち、それを実現させるに至ったことは、まさに驚くべきことだと言わざるを得ません。
 もし、TPPの内容を熟知したうえで、このような条項を含むTPPを認めるということは、自分自身が売国奴であると宣言することに他なりません。民族派であることを自認する人々は、到底TPPを認めることはできないでしょう。
 拙稿で述べたように、TPPはネオコン政策の典型です。旧民主党が菅直人政権の時からネオコンに籠絡され、さらに、それまでかろうじて民族派の名残を留めていた自民党も、第二次安倍政権の時からネオコンに支配され、TPP推進の立場に変わりました。旧民主党の菅直人政権の時からネオコンが暗躍し始め、遂にごく最近まで自民党までも支配下に置いていたということがよくわかります。
 TPP参加交渉の過程で、ISDS条項が疑問を持って見直されたという形跡はありません。日本が貿易立国として生きていかなければならないのは当然のことです。諸外国と交渉して、自国に有利な条件で貿易協定を結ぶ必要のあることも当然のことです。しかし、TPPにISDS条項が存在している以上、交渉のプロセスでTPPの内容を改善するという方向は取れないのでは
ないかと考えます。TPP以外の貿易協定を模索するという方向に向かわざるを得ないと思います。

778:飯山一郎 : 2017/04/10 (Mon) 20:14:39 host:*.ocn.ne.jp
>>775
cibfさん
ISDS条項(投資家条項)は,国対国ではなく,投資家と国家間の紛争処理の条項で,多少の問題はあります.
ISDS条項は大問題であるという指摘は,国と国のTPP協定を否定する材料としては非常に弱いと思います.
ですから,ISDS条項(投資家条項,一部)を盾にとってTPP(全部)を認めないということは,自分自身が売国奴であると宣言することに他なりません.
民族派であることを自認するワシは,キチンとTPPを認めた上で,ケースバイケースで対処していく!という考え方です.

TPPの批准を民族派が急いだのは…
湯田金グローバリストが戦争屋ネオコン(アーミテージやM・緑)を使って…
米韓FTAや豪韓FTAのような「非違反申立て条項」(これは協定義務違反ではなくても訴えることができるという内容)を含んだFTA条約を押し付けられることを危惧したからです.
それから,TPPは米国中小企業や労働者にとって問題,危険と騒がれ,ヒラリーもトランプも反対したほどで,TPPは見方を変えれば,日本が有利になる可能性もあったのです.
だから,「TPP反対!」は,何でも反対派=左巻きのイチャモンだと,ワシは思ってます.
しかし,TPPは,いま,トランプ大統領が「TPPは永久に離脱!」と大統領令に署名したので,白紙状態.
TPPが,今後,どんな形で復活するか? 議論は,その成り行きを見てからでしょう.

by めい (2017-04-11 04:47) 

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