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飯山一郎v.s.田中宇 トランプのシリア攻撃をめぐって [現状把握]

飯山一郎氏、昨日の「てげてげ」の題は「あ~あ,ただの戦争屋のオッサンになっちゃった」
曰く、• トランプは,ブッシュのイラク侵攻の時と同じ理屈を使った./• 『フセインは大量殺戮兵器を持ち,子供たちや美しい水鳥たちを殺している!』とブッシュは宣言し,イラクに侵攻した./• あの時と同じ,米国戦争屋(軍産複合体)が書いた文章だ./• 米国は他国の「政権転覆」をしない!(記事)と断言していたトランプだったが…,現在のトランプは戦争屋の言いなり/ • 非戦派の軍帥・フリン,戦略家のバノン,草稿の名人・スティーブン・ミラー(31).国づくりの天才たちが去った現在のトランプ政権は,軍産複合体の巣窟になってしまった.(バノンは「極右」ではなく,反グローバリズムの戦略家!)/• 以前と何も変わらないアメリカ.相変わらずの戦争国家./• こ~鳴門,戦争の渦潮,濁流がアジアにも押し寄せる!/• 米国戦争屋は,東アジアでも破壊と殺戮の戦争を繰り広げよう!としている.(記事) 世界は,戦争の時代に舞い戻った!》ただし、 こういう↑最悪のシナリオは想定しておこう>皆の衆》としてはある。

対して、今朝田中宇氏の国際ニュース解説 無料版は★軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃」
曰く、《トランプのもともとの戦略は「覇権放棄・多極化(隠然)推進」だ。トランプは当初、ロシアと仲良くして覇権を譲渡していくことを模索したが、軍産が「トランプ政権はロシアの傀儡だ」「ロシアは米国の選挙に介入してトランプを勝たせた」といった濡れ衣スキャンダルを展開し、トランプがロシアとの敵対を解いていくのを阻止した。対露協調の主導役だったマイケル・フリン安保担当補佐官が2月中旬に微罪で辞めさせられ、軍人のマクマスターと交代した。今回ついにバノンもNSCから追い出された。トランプは、覇権放棄戦略を正攻法で進められなくなった。/だが、正攻法でないやり方なら、まだやれる。トランプは、軍産の傀儡になってみせて、シリアを濡れ衣ミサイル攻撃したが、その結果見えてきたのは、ロシアと戦争できない以上、シリアをますます露イランアサドに任せるしかないという現実だった。「可愛い子どもたちを化学兵器で殺したアサドを武力で倒す」と(演技っぽく)激怒して息巻くトランプに対し、軍人や諜報界の人々は、ロシアと戦争することになるのでダメだと言い出している。おそらくNSCのマクマスターも、トランプに、米露戦争はできませんと進言している。トランプが軍産傀儡っぽく戦争したがるほど、軍産の人々は戦争したがらなくなる。》さらにトランプが今回、突然に軍産の傀儡として振る舞い出してミサイルを発射したとたん、それまでトランプ敵視ばかりだった米議会が一転してトランプを称賛し始めた。・・・議会の支持を維持できれば、経済や国内の政策も議会に通りやすくなる。結果が変わらないのであれば、バノンが提唱していた過激な正攻法のトランプ革命方式より、非正攻法の隠然とした傀儡演技の方が効率的ともいえる。》まさに「マキァヴェリズム」の真骨頂ではないか。ただし、バノンがトランプ側近を辞任すると、おそらくトランプ政権内のナショナリストが総崩れになる。それは政治軍事だけでなく、経済の分野でも政策の大転換引き起こしうる。以前に書いたが、米国がTPPに復帰し、NAFTAやWTOを再評価し、経済覇権の再獲得へと動くおそれがある。それについては、事態の推移を見ていきたい。》

飯山氏の絶望論調に対して田中氏のマキァヴェリズム的深読みで一見対立。ただしそれぞれの保留を考慮すると、視点が逆なだけで、収まりどころは同じなのかもしれない。

まず「放知技」板より。(太字は引用者)

*   *   *   *   *

732:大鯉 : 

2017/04/08 (Sat) 21:22:58

 host:*.t-com.ne.jp
今回、何ですか?トランプのやり方は。
ブッシュと変わらないんじゃないですか?ツイッターやっていて情報弱者でもない超大国のリーダーが
下からの情報があがっていないとかだけで他国に対して残虐非道の暴挙ってあり得えます?

所詮ネオコン一味に何とでも懐柔される節操のない俗物ということではないですか?要するに操り人形みたいなものしょう?
それにしっぽ振るアベ田布施一味とそれを支持する日本人も、節操のなさにかけては負けていないでしょう。
ノーベル賞だのオリンピックメダリストだの大好きですものね。強気を助け弱気をくじきいじめるんですから。
早晩トランプがお払い箱になるでしょうから、完全にネオコン政権に戻ってもしっぽを振ってすり寄るのでしょうね。

プーチン先生どう思っておられるのでしょうね?
ロシアが羨ましいです。
日本人は何年何十年やってもさっぱり話せない聴き取れない英語と違ってロシア語は絶対何とかなるので、
ロシアの管理下にならないかな。
734:飯山一郎 : 

2017/04/08 (Sat) 22:29:34

 host:*.ocn.ne.jp
>>732
↑↑ほんとだ! (床屋政談的には)大鯉さんの言うとおりだ!
ブッシュはそれなりにスジのとおった戦争屋だったが…
トランプは,スジもホネも通ってない耳学問の床屋のオヤジクラスだ.
ツイッターだって,その場その場のウケを狙った思いつき発言.
それも発信するだけで,情報収集には使ってない.
情報収集なんてヒマは,分刻みの大統領にはない.
情報収集は専門官が何十人もいるのだが…
上がってくる情報の分析と判断は,以前はフリンやバノンがヤッていた.
ところが,今は娘婿のクシュナーの言いなり.
それでも,トランプは超大国アメリカの大統領.
シリア攻撃など途轍もない強権発動もできる.
こういう世界権力者と緊密な関係を保つのも…
それはそれで一つの「政治」であって…
しかも相当の政治力がないと出来ない.

あ,フクシマは,現在,実質,ロシアの監視下にあるし…
それから…
シリア攻撃も,戦争屋と仲がE~娘婿の顔を立てたミサイル消却劇場.
小さな飛行場を狙ったトマホークの効果的な命中は,2~3発だったと.
さほどカリカリすることはないかな,と.
*   *   *   *   *
以下、田中宇氏の全文。
*   *   *   *   *
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2017年4月8日 http://tanakanews.com/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 米トランプ大統領は、米国東部時間の4月6日午後8時40分、訪中した中国
の習近平主席との晩餐会などをやっている時、米軍に、59発の巡航ミサイルを
シリア政府軍の空軍基地に撃ち込ませた。米国が正面からシリア政府軍をミサイ
ル攻撃したのは、11年のシリア内戦開始以来、これか初めてだ(誤爆と称する
攻撃は昨年あった)。トランプは、シリア政府軍が4月4日にシリア北西部のイ
ドリブ近郊で化学兵器を使って村人たちを殺したので、その残虐な行為に対する
報復をしたのだと述べた。だが、4月4日の事件は、化学兵器を使ったのが政府
軍でない可能性がかなりあり、これから国連が真相究明を進めようとしていた。
トランプは、勝手にシリア政府軍がやったと決めつけ、濡れ衣をかけた上で、報
復と称してミサイルを撃ち込んだ。

http://news.antiwar.com/2017/04/06/un-seeks-compromise-on-investigation-into-syria-gas-attack/
UN Seeks Compromise on Investigation Into Syria Gas Attack
http://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-04-07/trump-s-syria-strike-sends-not-so-subtle-warning-to-u-s-rivals
Trump’s Syria Strike Sends Not-So-Subtle Warning to U.S. Rivals

 トランプは4月4日以来「化学兵器で子どもたちを殺したアサドが許せない。
武力で転覆してやる」と息巻いている。だが実のところ、米軍がアサドを殺すこ
とは不可能だ。アサドは、ロシア軍に守られている。米軍は今回、ミサイル発射
前にロシアに通告し、ロシアは防御や対抗手段をとらずミサイル攻撃を批判しつ
つも看過した。だが、次に米国がシリア軍の施設をミサイル攻撃するなら、ロシ
アはもっと強い態度に出て、防御や対抗手段をとる。米軍機が勝手にシリア領空
に入ってきたら、露軍が迎撃するかもしれない。米露の戦闘は、一歩間違うと人
類破滅の核戦争になる。米軍の上層部は、ロシアを敵視するだけで、ロシアと戦
争する気がない。シリア上空はロシア軍が抑えている。米軍は、そこに入って行
かない。トランプはアサドを倒せない。
http://www.alternet.org/world/trump-going-commit-next-great-american-catastrophe-syria
Is Trump Going to Commit the Next Great American Catastrophe in Syria?
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/russian-warship-steaming-toward-us-destroyers-syria-coast
U.S. Strike on Syria Shakes Up ISIS Fight

 しかも、今回のトランプのミサイル攻撃は、シリア政府軍に少ししか損害を与
えていない。攻撃された空軍基地は、シリア軍がISを空爆するための拠点で、
倉庫やいくつかの戦闘機が破壊されたが、滑走路は無事で、翌日からISへの空
爆が再開されている。米軍が発射した59発のミサイルのうち、目標に当たった
のは23発だけだ。今回のような非効率なミサイル攻撃を繰り返すのは得策でな
い。トランプがシリアを攻撃するのは、今回が最初で最後かもしれない。
http://www.wsj.com/articles/u-s-strike-unlike-in-2013-probably-wont-endanger-assad-rule-1491563893
U.S. Strike, Unlike in 2013,  Probably Won’t Endanger Assad Rule
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/syrian-warplanes-us-hit-air-base-said-resume-air-strikes
Syrian Warplanes From US-Hit Air Base Said To Resume Air Strikes

 米軍はこれまで、ロシア軍と協調し、シリア東部でIS退治の空爆を続けてき
た。だが今回の濡れ衣的なミサイル攻撃で、ロシアは怒って米国との協調を解除
した。米軍がシリアで活動するのは困難になった。今回の件は、シリアの将来を
決める国際体制から米国が追い出され、ロシアやイランの影響力が増し、露イラ
ンの傘下でアサドが続投する多極化的な事態に拍車をかけそうだ。

http://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-syria-idlib-kremlin-idUSKBN17818Q
Kremlin says Syrian gas attack 'unacceptable' but U.S. data on it not objective

 ロシア政府によると、4月4日のイドリブ近郊の村での化学兵器拡散は、一帯
を支配するアルカイダ(ヌスラ戦線)の武器庫が村にあり、それをシリア軍が空
爆で破壊した際、武器庫に貯蔵されていた化学兵器用の物質が飛散して村人が犠
牲になった可能性が高い。アサド政権は最近、国際的に続投を容認されつつあり、
そんな中でシリア軍が意図して化学物質を村に飛散させたとは考えにくい。米英
の外交官や議員からも、犯人はシリア政府軍でなさそうだという声が上がっている。
http://tass.com/politics/940210
Combat utilization of chlorine irrational for Damascus, Russian Foreign Ministry says
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/ex-uk-ambassador-syria-questions-chemical-attack-it-doesnt-make-sense-assad-not-mad
Ex-UK Ambassador To Syria Questions Chemical Attack; "It Doesn't Make Sense, Assad Is Not Mad"

 露政府によると、アルカイダは、村に貯蔵した化学兵器(塩素系?)を、イラ
クのモスルなどで戦うISに売っていた。同様の化学兵器は昨秋、アルカイダが
占領するアレッポでも使われ、シリア政府軍に濡れ衣が着せられた。またアルカ
イダは2013年にも、シリア南部で化学兵器(サリン?)を散布して住民を殺
し、米マスコミなどがそれをシリア政府軍の犯行だと喧伝していた。アルカイダ
に化学兵器の原料や製造技能を与えたのは、米国とトルコの諜報機関だ。13年
に濡れ衣をかけられたシリア政府はその後、国連決議を受けて化学兵器を全廃し、
その後も国際的に監視されている。廃棄を手掛けたのは米軍だ。シリア軍は化学
兵器を持っていない。

http://en.wikipedia.org/wiki/Destruction_of_Syria%27s_chemical_weapons
Destruction of Syria's chemical weapons  From Wikipedia
http://www.activistpost.com/2017/04/chemical-weapons-2017-what-just-happened-in-syria.html
Chemical Weapons 2017: What Just Happened In Syria?

▼トランプは軍産に負けて傀儡になったのか?

 トランプは、米国の諜報機関やマスコミなどの軍産複合体が、アルカイダやIS
をこっそり支援したり、アサドやイランなどに濡れ衣をかけて攻撃したりする
体制を破壊するために、大統領になったはずだ。大統領就任演説も、そのような
方向性の「革命の檄文」だった。それなのに今回、トランプは突如、軍産お得意
の濡れ衣戦争を、自分から積極的にやり出している。これは何を意味するか?
http://tanakanews.com/170124trump.htm
トランプ革命の檄文としての就任演説
http://www.ft.com/content/38642df0-1baf-11e7-a266-12672483791a
Trump’s Syria shift confounds foreign policy experts                                    
http://news.antiwar.com/2017/04/06/tillerson-steps-already-underway-for-us-removal-of-assad/
Tillerson: Steps Already Underway for US Removal of Assad

 ありそうなのは、トランプ政権の上層部で、従来のトランプの軍産敵視の戦略
を立案してきた「ナショナリスト(反覇権主義者)」と、軍産の意を受けた「国
際(=米覇権)主義者」との権力闘争が激しくなり、ナショナリストが負けてい
る結果、トランプが軍産の策に乗らざるを得なくなって翻身したことだ。
http://www.informationclearinghouse.info/46814.htm
The Trump Administration Goes Neocon-crazy

 4月5日、ナショナリストのトランプ側近の筆頭であるスティーブ・バノンが、
米国の世界戦略を決める大統領府の最高意思決定機関である国家安全保障委員会
(NSC)の常任メンバーから外された。代わりにNSCを仕切るのは、米軍
出身で軍産系とおぼしきマクマスターだ。
http://www.nytimes.com/2017/04/05/us/politics/national-security-council-stephen-bannon.html
Trump Removes Stephen Bannon From National Security Council Post
http://www.presstv.ir/Detail/2017/04/06/516927/US-Trump-Kushner-Bannon-NSC
Trump’s son-in-law behind Bannon’s removal: Report

 トランプは、選挙戦中から大統領就任直後まで、バノンの意見を最も良く聞き、
それがゆえにトランプはナショナリストで反覇権的な「米国第一主義」を掲げて
いた。だが、大統領就任後、トランプの娘婿であるジャレッド・クシュナーが、
バノンに対抗する形で、トランプ政権の政策を立案決定する主導者として台頭し
てきた。クシュナーは、バノンと対照的に国際主義者と言われている。バノンを
NSCから外すようトランプに進言したのもクシュナーだと報じられている。
今や、トランプと習近平の米中首脳会談をお膳立てしたのも、米イスラエル関係
を主導するのも、ユダヤ人のクシュナーだと報じられている。
http://www.informationliberation.com/?id=56543
Bannon Threatened to Resign Over Clashes With McMaster, Kushner, Ivanka
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-06/bannon-downplays-rumors-hes-ready-quit-i-love-gunfight
Bannon Responds: "I Love A Gunfight"

 このような説得性がありそうな話が、事実かどうかはわからない。だが、バノ
ンとクシュナーの戦いが激しくなり、バノンが最後の抵抗を試みていた感じの
3月末に、トランプ政権のシリア戦略が「アサドを許す」方に大きく振れた。ティ
ラーソン国務長官やヘイリー国連大使が相次いで「アサドを辞めさせるのは、も
はや米国の目標でない」と表明した。だがその後、結局バノンがNSCから外さ
れ、4月4日の化学兵器事件を契機にトランプがアサド敵視へと激変し、その
2日後に、トランプがシリアに巡航ミサイルを撃ち込んでいる。
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/white-house-shakeup-rumors-swirl-bannon-priebus-chopping-block
White House Shakeup? Rumors Swirl That Bannon / Priebus On The Chopping Block

 バノンは、NSCを辞めたあとも、大統領首席戦略官というトランプ側近の要
職を保持している。だが、それも近いうちに辞めさせられるのでないかと、米マ
スコミが報じている。
http://www.wsj.com/articles/donald-trump-considering-major-shakeup-of-senior-white-house-team-1491588185
Donald Trump Considers Major Shake-up of Senior White House Team

 これはつまり、トランプが自らの保身のため、軍産潰しの「革命」「覇権放棄
(多極化)戦略」をあきらめて、一気に正反対の軍産傀儡、覇権主義に転換した
ということなのか?。シリアの状況を見ると、そうも言い切れない。トランプは
軍産お得意の、濡れ衣に基づくシリアへのミサイル攻撃を挙行した。だが、すで
に書いたように、その攻撃は、アサドとその背後にいる露イランを弱体化するど
ころか、むしろ強化している。


http://original.antiwar.com/justin/2017/04/06/trump-versus-trumpism-syria-in-the-crosshairs/
Trump Betrays Trumpism: Syria in the Crosshairs   by Justin Raimondo

▼バノン式からオバマ式の戦いへと後退したトランプ

 トランプのもともとの戦略は「覇権放棄・多極化(隠然)推進」だ。トランプ
は当初、ロシアと仲良くして覇権を譲渡していくことを模索したが、軍産が「ト
ランプ政権はロシアの傀儡だ」「ロシアは米国の選挙に介入してトランプを勝た
せた」といった濡れ衣スキャンダルを展開し、トランプがロシアとの敵対を解い
ていくのを阻止した。対露協調の主導役だったマイケル・フリン安保担当補佐官
が2月中旬に微罪で辞めさせられ、軍人のマクマスターと交代した。今回ついに
バノンもNSCから追い出された。トランプは、覇権放棄戦略を正攻法で進めら
れなくなった。

http://tanakanews.com/170217flynn.php
フリン辞任めぐるトランプの深謀
http://www.cbsnews.com/news/mattis-to-brief-trump-on-options-for-military-action-in-syria/
Trump says of Assad: "Something should happen"
http://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-04-05/bannon-removed-from-national-security-council-role-in-shakeup
Bannon Taken Off Trump National Security Council in Shake-Up

 だが、正攻法でないやり方なら、まだやれる。トランプは、軍産の傀儡になっ
てみせて、シリアを濡れ衣ミサイル攻撃したが、その結果見えてきたのは、ロシ
アと戦争できない以上、シリアをますます露イランアサドに任せるしかないとい
う現実だった。「可愛い子どもたちを化学兵器で殺したアサドを武力で倒す」と
(演技っぽく)激怒して息巻くトランプに対し、軍人や諜報界の人々は、ロシア
と戦争することになるのでダメだと言い出している。おそらくNSCのマクマス
ターも、トランプに、米露戦争はできませんと進言している。トランプが軍産傀
儡っぽく戦争したがるほど、軍産の人々は戦争したがらなくなる。

http://www.wsj.com/articles/trumps-bipartisan-war-coalition-1491591118
Trump’s Bipartisan War Coalition
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-05/assad-crossed-many-many-lines-trump-signals-imminent-change-syria-policy
"Assad Crossed Many, Many Lines": Trump Signals Imminent Change In Syria Policy

 ネオコンやネオリベラルといった政治側の人々は、無責任に無茶苦茶な戦争を
やりたがるが、軍人は、失敗するとわかっている戦争をやりたがらない。だから
トランプは、NSC議長や国防長官といった地位に、マクマスターやマチスとい
った軍人を就かせている。戦争できない、どうしよう、と騒いでいるうちに、
4月4日の化学兵器事件の真相が国連などの調査で暴露されていき、アサド政権は
悪くないという話になる。ロシアと戦争したくない軍人たちが、アサド政権を濡
れ衣から救う可能性が、すでに指摘されている。おそらくマスゴミは従来の濡れ
衣戦争と同様、この真相をほとんど報じないだろう(マスゴミは全部つぶれた方
が良いと言ったバノンは正しい)。しかし、外交官や軍人といった関係者たちは、
濡れ衣を認めざるを得なくなる。米国の信用が低下し、トランプが正攻法でやっ
た場合と似た結果になる。

http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/cnn-it-took-war-trump-win-approval-trump-became-president-last-night
It Took A War For Trump To Win CNN's Approval: "Trump Became President Last Night"

 トランプが今回、突然に軍産の傀儡として振る舞い出してミサイルを発射した
とたん、それまでトランプ敵視ばかりだった米議会が一転してトランプを称賛し
始めた。反トランプなマスゴミの筆頭だったCNNが「トランプはようやく(一
丁前の)大統領になった」と礼賛した。難航していた最高裁判事の人事の議会承
認が、一気に可決した。議会の支持を維持できれば、経済や国内の政策も議会に
通りやすくなる。結果が変わらないのであれば、バノンが提唱していた過激な正
攻法のトランプ革命方式より、非正攻法の隠然とした傀儡演技の方が効率的とも
いえる。

http://www.wsj.com/articles/congress-backs-trump-debates-its-own-role-in-military-strikes-1491593256
Congress Backs Trump on Syria, Debates Its Own Role In Military Strikes
http://www.govtslaves.com/2017/04/in-big-win-for-trump-senate-approves-his-conservative-court-pick/
In big win for Trump, Senate approves his conservative court pick
http://tanakanews.com/170227mideast.php
不透明な表層下で進む中東の安定化

 こうした非正攻法は、トランプの発案でない。オバマが得意とするやり方だっ
た。オバマは13年夏に、今回のトランプと同種の、アルカイダが化学兵器を使
ったのにそれがシリア政府軍のせいにされる濡れ衣事件に直面している。トラン
プはミサイル攻撃をやったが、平和主義を掲げるオバマはミサイル攻撃に踏み切
らず、代わりにロシアをせっついてシリアに軍事進出させるところまで持ってい
った。ネオコンやネオリベは、オバマの「弱腰」を非難し続けたが、オバマは、
シリアをロシアに押しつける多極化に成功した。この流れの中からイラン核協定
も出てきた。トランプは、いくつもの点でオバマを批判しており、今回のミサイ
ル攻撃も「弱腰のオバマが踏み切れなかったことを俺はやった」と豪語できるよ
うにするための観がある。だが本質を見ると、トランプが目標とするもの(覇権
放棄、多極化)は、オバマとかなり似ている。
http://tanakanews.com/130903syria.php
米英覇権を自滅させるシリア空爆騒動
http://tanakanews.com/130925iran.php
イランを再受容した国際社会
http://www.wsj.com/articles/trumps-syria-strikes-corner-congress-1491542644
Congress Supports U.S. Airstrikes Against Syria, Debates What Happens Next
http://www.zerohedge.com/news/2017-04-07/russian-pm-us-brink-military-clash-russia
Russian PM: "US On Brink Of Military Clash With Russia"

(それ以前には、ビル・クリントンも、軍産からの批判を回避するため、スーダ
ンの化学兵器工場=実は医薬品工場=などを98年に巡航ミサイルで破壊している)
http://en.wikipedia.org/wiki/Al-Shifa_pharmaceutical_factory
Al-Shifa pharmaceutical factory

 ゴラン高原でシリアと国境を接するイスラエルは、すでに、自国の安全保障を、
米国よりもロシアに頼る傾向が強い。ゴラン高原のシリア側には、イスラエルの
仇敵であるイラン傘下のヒズボラなどシーア派民兵が拠点を作っている。アサド
がいるかぎり、イランやヒズボラはシリアを闊歩する。大きな脅威を感じ始めた
イスラエルは、シリアとの国境地帯に、緩衝地帯を作り、戦争を避けたい。だが
それには、アサドの後見役であるロシアの協力が不可欠だ。
http://www.haaretz.com/misc/article-print-page//.premium-1.782143
Netanyahu seeks buffer zones against Iran and Hezbollah on Syria’s borders with Israel and Jordan
http://www.debka.com/article/25973/Israeli-Russian-clash-over-Hizballah%E2%80%99s-Golan-grab
Israeli-Russian clash over Hizballah’s Golan grab
http://tanakanews.com/170324syria.php
内戦後のシリアを策定するロシア

 この件について、米国はほとんど役に立たない。米国の不能性は今回、トラン
プが軍産に譲歩してロシアと敵対してしまったことで、いっそう強くなった。
産は本来、親イスラエルだが、イスラエルがロシアに近づくほど、ロシア敵視が
不可欠な軍産は、イスラエルにとって迷惑な存在になっている。最近では、軍産
との結託を強めている米民主党が、以前のごますりをやめて、イスラエル批判を
強めている。イスラエルは、ロシアに頭が上がらなくなっている。イスラエルの
右派閣僚が「化学兵器を使ったのはアサドだ。100%間違いない」と豪語した
ところ、その後の電話会談で、ネタニヤフがプーチンに強く叱られた。こんなの
は一昨年ぐらいまでありえないことだった。
http://www.haaretz.com/israel-news/1.782007
Putin to Netanyahu: Unacceptable to Make 'Groundless Accusations' on Syria Chemical Attack
http://tanakanews.com/141121israel.php
イスラエルがロシアに頼る?

 バノンがトランプ側近を辞任すると、おそらくトランプ政権内のナショナリス
トが総崩れになる。それは政治軍事だけでなく、経済の分野でも政策の大転換
引き起こしうる。以前に書いたが、米国がTPPに復帰し、NAFTAやWTOを
再評価し、経済覇権の再獲得へと動くおそれがある。それについては、事態の
推移を見ていきたい。
http://tanakanews.com/170321tpp.htm
金融界がトランプ政権を乗っ取り米国をTPPに戻す??

 トランプがなぜ習近平がいるときにシリア攻撃を挙行したのかという点も書き
忘れた。たぶん北朝鮮との絡みだろうが、これもあらためて考察する。
http://russia-insider.com/en/what-will-chinese-make-bomber-trump/ri19483
What Will the Chinese Make of Trump Bombing Syria Over Dinner With Xi?
http://www.wsj.com/articles/syria-attack-throws-u-s-china-talks-off-balance-1491555629
Syria Attack Throws U.S.-China Summit Off Balance

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コメント 7

めい

安倍総理、そのマキァヴェリズム。
これまでは本性を隠していた。その本性(民族派右翼/親中国)をむき出しにするようになったのが、今の安倍総理。

   *   *   *   *   *

742:飯山一郎 : 2017/04/09 (Sun) 01:15:35 host:*.ocn.ne.jp
>>737
cibfさん
我が国は…
TPPの問題がもちあがる遥か前の,小泉・竹中の時代から,国内産業の空洞化が進み,低賃金層や非正規雇用が増え,安全でない輸入食料品が増加し,国民皆保険制度が脅かされて来ました.
そうした結果,日本社会は,すっかり疲弊してしまいました!!

じゃあ,今後の日本は,一体ど~したらE~のか?
私は↓↓思います.
「TPP=グローバリズム=悪」として完全否定するのではなく…
資源がない日本は,輸出や海外生産で生きていくしかないのですから…
経済グローバリズムを巧妙に利用して…
世界市場で日本製品を買っていただく!
そのために…
メリットもあり,デメリットもあるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を…
日本のために生かしていく知恵と知略を考えていくべきだと思います.
どのみち,いずれにせよ,海外の各国との貿易協定は必要なのですから.

「TPP=悪」と決めつけての「何でも反対」は,思考を硬直化させます.

744:飯山一郎 : 2017/04/09 (Sun) 01:52:42 host:*.ocn.ne.jp
>>743
>安倍晋三という政治家の思想,哲学,政治信条,心情は,全く変わっていません!
ただし,官邸から米国戦争屋を追い出してからは…
政治のスタイルと政治行動の積極度は,大きく変わり,大胆になりました.
その現れが,ロシアとの外交交渉で,これは米国に対して何の気兼ねもなく進めています.
この意味では↑↑大変身なのですが…,これは安倍の本性(=民族派右翼)がムキだしになった!ということです.

さらに,対中国外交についても,安倍は「親中国」(これが,じつは,安倍の本心!)の姿勢をムキ出しにしました.
その現れが↓↓4月4日の『日中外務次官級が協議開始!』という大きな政治外交上の「革命」です.
  https://sptnkne.ws/dYKC
従来,「親中国」で動いた総理は,失脚し,最悪は殺されてきました.
そういう政治環境では,「反中国」を言い,実際に「反中国的な外交」をする.
こういう↑↑狡猾な政治行動が,政治家には許されるのです.(by マキャベリ)
いつもいつも,本音・本心を正直に語る政治家は,じつは,政治家失格なのです.
こういう↑↑反倫理的,反道徳的な価値基準でもって「政治」を見ていかないと,「政治の真相」は絶対に見えてきません.
by めい (2017-04-09 08:10) 

めい

米中首脳会談はトランプに軍配。

   *   *   *   *   *

トランプの“三十六計”にやられた習近平
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-8620.html

兵法三十六計と言えば中国に伝わる数々の謀略であるが、先の米中首脳会談ではトランプが“三十六計”を駆使して習近平からまんまと一本取った形となった。

まずトランプが使ったのが三十六計の内の二十六計にあたる「指桑罵槐(しそうばかい)」である。本人を直接に避難するのではなく、他人を非難することで、間接的に非難したい本人に悟らせる戦術だ。

トランプは習近平の目の前でシリア攻撃を命令し、しかも用意のできていなかった習近平の「理解」をその場で引き出すことに成功した。

これにより、トランプは北朝鮮への圧力を強めるよう間接的に中国に圧力をかけることに成功したのである。

さらに、朝鮮半島に関して事前に中国側が今回の首脳会談で米国に要求しようと考えていたのが韓国のTHAAD配備撤回である。

これに対しては、トランプは三十六計の内の第二計にあたる「囲魏救趙(いぎきゅうちょう)」と第六計の「声東撃西(せいとうげきせい)」により中国の口を封じてしまった。

「声東撃西」は、東を攻撃すると宣言しておいて実際には西を攻撃して相手の意表をつく戦術である。

トランプが極東の北朝鮮を攻撃する旨を宣言しておいて、西のシリアを攻撃したのは「声東撃西」で習近平の意表をついたのである。

また「囲魏救趙」とは、戦国時代に魏と趙が戦って魏軍が趙の首都に攻め込んだ時のことであるが、趙から援軍を要請された斉は直接に魏軍と戦うのではなく、魏の首都を包囲することで魏軍が趙から撤退せざるを得ないようにしたことである。

トランプは事前に北朝鮮への単独攻撃を威嚇することで、韓国のTHAAD配備がさも正当であるかのような雰囲気を作り出し、予想された中国からのTHAAD撤回要求の口を封じることができた。

こうしてトランプは北朝鮮に対する包囲網を敷くことで、「囲魏救趙」ならぬ「囲朝救韓」にまんまと成功したのである。

どうやら今回の米中首脳会談は、中国の“三十六計”を自家薬籠中の物にしたトランプに軍配が上がったようだ。

野崎晃市(42)

by めい (2017-04-10 05:26) 

めい

「放知技」板、特に堺のおっさんの見方。

   *   *   *   *   *

760:堺のおっさん : 2017/04/09 (Sun) 23:25:19 host:*.ocn.ne.jp
東芝、面黒い。
こういう時こそ、大局的判断。

今、浮かび上がっている諸現象は一局面に過ぎず、株の世界で繰り返されている上げ下げのサイクルに思えます。
トランプは確かに取り込まれていますが、それで、うまくいくわけでもなく、収まる方向にしか流れは進んでいかない。
北に仕掛けて、返り討ちに合う確率はかなり高く、その担保がアメリカ一番神話。
唯一の世界警察になったがために、驕り、足元が腐ってしまった。
そんなアメリカが北に仕掛けた場合、結末は面黒い。
一喜一憂するよりも、どのような展開が出てくるのかを予想し、備える。
時代はいずれにせよ、変わろうとしている。

761:堺のおっさん : 2017/04/09 (Sun) 23:31:13 host:*.ocn.ne.jp
北への攻撃がスケジュール化されているなら、それは歓迎すべき。
北はずーと、その前提で動いてきた。いつでもどうぞ。
その結末は… みなさんの想像通り。

762:飯山一郎 : 2017/04/09 (Sun) 23:59:20 host:*.ocn.ne.jp 
● 韓国大統領選挙↓↓選挙情勢に大変化!
・ 安哲秀氏、文氏を猛追 中道・保守の支持流れる (2017/4/7)  http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15027090X00C17A4FF1000/
・ 韓国大統領選、安氏が支持率首位に 文氏を上回る (2017/4/9)  http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK09H1T_Z00C17A4000000/
・ 韓国大統領選:二者対決支持率、文氏38.3%安氏51.4%
 世論調査で安哲秀氏が文在寅氏を逆転 6者対決では文氏32.2%、安氏34.4%
  朝鮮日報:https://goo.gl/LkH8oS

763:飯山一郎 : 2017/04/10 (Mon) 00:31:13 host:*.ocn.ne.jp
>>761
堺のおっさんの↓↓この「戦争待望論www」は,正論!
>北への攻撃がスケジュール化されているなら、それは歓迎すべき。
>北はずーと、その前提で動いてきた。いつでもどうぞ。

「米軍の北朝鮮攻撃を見てみたい.虎ちゃん,早くヤッて猪!」
こ~ゆ~コトを↑↑平気で言えるヒトは,先が見える御仁だ.

A.発作的に命中率の悪いミサイルをシリアにブッぱなしてしまうアメリカと…
B.何十年もの間,米軍の先制攻撃に備えてきた北朝鮮と旧瀋陽軍区.
差は歴然なのです.
それにしても,「戦争待望論」を正論!などと,平然と言える….
「時代が大きく変わった!」ってことです.

764:堺のおっさん : 2017/04/10 (Mon) 01:30:10 host:*.ocn.ne.jp
アメリカの先制攻撃で、それを合図に極東に展開する主要な米艦船を北が撃滅。
このシナリオの利点は、民間人の被災が皆無(北朝鮮を除く)という点。
そして、主要艦船を失ったアメリカは韓国や沖縄などの基地から航空機による反撃を行うしかなくなる。それが、いかにみじめな結末をたどることか。
その際は、容赦なく米軍基地に対しても命中率の高いミサイルが雨あられと降り注ぐこととなる。
その結果、核攻撃をする選択はあるだろうか?
その手段は、封印されている。理由は簡単で、核攻撃は先制攻撃のみ有効だ。

それでは、いきなりアメリカが先制核攻撃をするシナリオはどうだろうか?
そんな度胸がトラにあるのか? これは不明だが、その必要性を知らないだろう。

こうした事態に安倍総理はどういう対応を迫られるか?
当然、アメリカの動きを支持する。そして、自衛隊がアメリカの防衛行動に出る。
具体的にはアメリカの艦船を守る作戦を行うが…  道連れだ。
 
更に、短期間での作戦の帰趨は人的損傷に脆弱なアメリカの継戦意欲をなくす。
結果、アメリカの後ろ盾を失った韓国はどうするか?
選択肢は一つ。休戦協定を破棄し、敗戦国として戦後処理を行う。
すなわち、南北朝鮮の統一を北主導で行う。

この戦争の結果がもたらすインパクトはネオコン一派が消滅するくらいの
衝撃をもっている。(あくまで、一つのシナリオ)
できれば、アメリカと日本の艦船を識別したうえで攻撃することを願う。
虫のいい話であるが…

by めい (2017-04-10 05:51) 

めい

副島隆彦氏の見方。
《日本国民は、狼狽(うろた)えることなく、これから一年間に、次々と起きるであろうことをじっくりと静観するべきだ。繰り返すが、日本に北朝鮮の核兵器が撃ち込まれることはない。》
《日本国は、この北朝鮮で起き、ごく短期間で収束(終了)する、来年の4月の戦争に対して、常に、局外中立(きょくがいちゅうりつ)の、中立国としての立場を貫くべきである。》
《アメリカ軍に引きずられて、自衛隊がいいように動かされることがないように、しっかりと自分自身の行動に、細かく細かく歯止めを掛けるべきだ。》
《自衛隊が、米軍と共同で軍事行動に踏み切ることは絶対にしてはならない。「日本は平和国家であり、戦争をしない国です。中立国です」と言い続けるべきだ。この主張をこれからの一年間、ずっと言い続けて、これさえ守れれば、北朝鮮から通常兵器ミサイル、あるいは、核兵器(中距離弾道ミサイル。千キロ飛ぶ)は日本に飛んでこない。》
《今回のアメリカのシリア攻撃は、シリア政府を痛めつけることを目標にしたものではない。専ら、北朝鮮の金正恩体制への、警告であり、脅しである。》
《日本は、始めから軍事的には無力である。自力で核戦争に耐える力はない。こんな能力など、なくても構わない。日本は非核国家であることを貫けばそれでいい。日本の国家戦略家を自称する私はこの立場だ。 刀、刃物を振り回すと、必ず、自分で、自分の足や手をケガする。そういうものだ。》
《日本(人、国)が、取るべき方針は、局外中立の、中立国である、と宣言して、この立場を死守することである。「戦争をやりたいのなら、どうぞそちらでやってください。私たちはやりません。/アジア人どうしで、殺し合いはしません」と言い続けるのが正しい。》
《「狼狽(うろた)えて馬鹿なことをするな」が、今の日本人にとって切実で大切な標語(スローガン)だ。》
《先の大戦(WW2)の敗戦から72年目で、私たちは、次の大きな戦争(WW3)の時代に突入しつつある。これは事実である。しかしアメリカのトランプ新政権は、今回、それを避けるための慎重な行動に出ている。これはマネイジド・スモール・ウォーmanaged small war 「管理された小さな戦争」である。決して大きな戦争(large warラージ・ウォー)ではない。》
《ヒラリーが大統領にならなくて、彼女を支える勢力が後退したので、それで、世界は救われた。/ヒラリーが指導するアメリカであったら、中国、およびロシアと戦争を始めていただろう。それは、北朝鮮の他に、中国の南沙諸島(なんさしょとう、スプラットリーアイランズ)の軍事基地への米軍の爆撃で始まっていただろう。それが、トランプを支えるアメリカ国民の勢力の登場で、ひとまず大きく回避されたのだ。これは、人類にとって喜ばしいことである。》
《これからの1年間は、極東(ファー・イースト far east 東北アジア)は、緊張した日々が続くだろう。》
《ヘンリー・キッシンジャーは、ロシアのプーチンとも連絡を取り合って、彼をも、この「米、中、ロシアの3巨頭会談」への道を、作ろうとしている。》
《次の、新しい世界体制を決める、「第2次ヤルタ会談」が、来年にも、プーチンも交えて、開かれるだろう。根回しは、すべてヘンリー・キッシンジャーがやっている。》
《昨年の2月3日に、キッシンジャーが、モスクワに飛んで、プーチンに、「デス・カルト Death Cult 死のカルト集団が、世界戦争を始めようとしている。プーチンよ、この動きを止めてくれ」言ったときだ。この死のカルトが、欧米日本では、統一教会であり、中東アラブ・イスラム教世界ではIS(アイ・エス)などのサラフィーヤの組織である。》
《今回のトランプ政権の獲得目標は、北朝鮮から核兵器を取り上げることだ。これだけを達成して、極東に安定と平和を維持できればいい。 私は、このキッシンジャーが決断して実行して、トランプ政権に教えている、この態度を支持する。》
《キッシンジャーの、核兵器の保有の拡散(プロリファーレイション)を防いで、現状で維持する(メインテナンス)という決断で、北朝鮮から、来年の春、核兵器を取り上げる、という、米中、そしてロシアも合意している、世界政策が実行される。》
《これからの一年間の世の中の騒がしい、今にも、北朝鮮から核兵器が日本に飛んで来る、という扇動言論に、惑わされてはいけない。これからの大騒ぎを利用して、「だから憲法を改正して、日本は、戦争が出来る国にならなくてはいけない」という勢力が、またしても、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)することになる。私たちは、1年後の、さらにその先のことを考えて、「朝鮮半島は、非核化されたのだから、憲法改正などを言う必要はない。》
《戦争が起きなくて、一番、困るのは、あなたたち、戦争をしたがっている人たちだ。愚か者だ。戦争の脅威が取り去られて、一番、いやなのは、あなたたち自身だ」と、この安倍晋三の支持勢力の、「自分たちは世界の現実をよく知っている大人だ。現実主義者だ」という人たちに、冷静に反論すべきだ。何が一番、賢い考えなのかは、その人が、どこまで遠くを見据えて、先へ先へと考える能力(知能)を持っているか、である。》
《私の予言は当たるだろう。》

以下、全文。

   *   *   *   *   *

[2126]重大な予言をする。安心せよ。北朝鮮の核兵器は日本には飛んで来ません。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2017-04-10 02:44:52

副島隆彦です。 今日は、2017年4月9日です。 

 世界情勢が、急激に軍事的な緊張状態に入った。 私は、この6日(木)に、以下に書く、自分の世界情勢への分析と予測(予言)を、自分の身近の人たちには伝えた。8日の大阪での講演でも少し話した。その後、仕事に追われて時間が取れなかった。ようやくこの重たい掲示板に書く。

 私、副島隆彦は、緊張しながらも、冷静にこれからのことを予言する。私の予言をよく聞いて(読んで)ください。まず私の予言の、骨格だけを荒削りに、どんどん書いてゆきます。

 下↓の 会員の磯貝(いそがい)氏の文が、大きくは現在起きていることの概要(アウトライン)を正確に捕らえている。

1.副島隆彦のこれからの厳粛な予言。北朝鮮に対する米軍の攻撃(空爆)は、起きる。それは来年の4月である。丁度1年後だ。そのときは、バンカーバスター・ミサイル(通常兵器では最高の破壊力を持つ。地下50メートルまでの分厚いコンクリートを貫通して、そこで爆発する)を使う。おそらくこれを六発から八発打ち込む。これで北朝鮮の全域の核施設の全て破壊する。

2.その前に、北朝鮮(金正恩、キムジョンウン体制)を挑発して、先にミサイルを撃たせる。必ず北朝鮮に先に撃たせる。米軍による爆撃はその直後だ。この米軍のミサイルは、通常兵器であって核兵器ではない。戦術核ではない。

3.その前の北朝鮮からミサイルは、韓国に向けて撃たれる。日本には打ち込まれない。日本の領土(にある米軍基地。三沢、岩国、沖縄の嘉手納)に撃ち込まれることはない。しかも核兵器ではない。

4.おそらく、このとき、少なくても3千人から1万人の死者が出るだろう。その攻撃目標は、仁川(インチョンン)の米海軍の基地か、ソウルの南方の烏山(ウサン)の米軍の空軍基地だろう。繰り返すが、その時期は、来年の4月である。それは核兵器ではない。通常のミサイルだ。

5.この北朝鮮からの先制攻撃(せんせいこうげき、プリエンプティブ・アタック)があったら、即座に、1.の米軍による 北朝鮮のすべての核兵器の製造拠点と核開発の施設への一斉の、米軍の日本海にいる巡洋艦と潜水艦からの、バンカーバスターでの攻撃である。決して戦術核(せんじゅつかく、タクティカル・ニュークレア・ウェポン)ではない。首都・平壌(ピョンヤン)は狙わない。そのあとの交渉相手を失うから。

6.繰り返すが、日本領土への北朝鮮からのミサイル攻撃はない。だから、日本人は安全である。だから、心配するなと、私がいくら言っても無駄だろうが、私たちは動揺することなく冷静に事態を見守るべきだ。つまり韓国に北朝鮮のミサイルが、来年の4月(ごろ)に発射されるだろう。これは、100キロから200キロぐらいしか飛ばない短距離ミサイルである。

7.もし北朝鮮が、万が一、中距離の戦術(せんじゅつ)核兵器(レベルのもの)を、韓国内に撃ち込むと、一発で5万人ぐらいが死ぬ。私、副島隆彦は、それは避けられると考えている。その直後に即座の米軍(軍の最高司令官、シュープリーム・コマンダーであるトランプ大統領の命令で)の反撃が起きる。

8.このあと北の国境線から、中国軍(人民解放軍)が北朝鮮に進撃する。その兵員の数は5万人から10万人だろう。多くても20万人だ。それで一気に北朝鮮を軍事的に制圧する。おそらく一週間以内に首都平壌を押さえる。

 そして金正恩(キムジョンウン)体制を崩壊させて、キム・ハンソルの政権を作らせる。キム・ハンソルは、2月13日に、マレーシアのクアラルンプールの空港で、VXガスの固形型で殺された金正男(キムジョンナム)の長男である。

 これで北朝鮮の国民は安心する。このキム・ハンソルに取って返られて、北朝鮮での戦闘、戦乱はただちに収束するだろう。キムハンソルは、すでにスイスから、無事アメリカ国内に連れてこられて保護されている。

9.だからアメリカ軍の地上兵力が、北朝鮮に上陸することはない。地上軍(グランウンド・インファントリー)の投入は中国がやる。トランプ政権の、何よりの優先事項は、アメリカの兵士が外国の土地でたくさん死ぬことなないようにすることだ。だから、米軍は、ミサイルでの一斉攻撃をするが、あとは、中国(習近平体制)に任せる。現在の、トランプ政権の動きは、すべては、この大きな方針での動きだ。

10.アメリカの目的は、北朝鮮から核兵器(現在、核弾頭の固形型が、最低8発有る)を破壊して取り上げて無力化することだ。これだけがアメリカの目的だ。後述する、「核不拡散(ニュークレア・ノンプロリファーレイション)」の維持(メインテイン)だけが、アメリカの対(たい)北朝鮮攻撃の目的である。それ以外の北朝鮮の体制の作り替え(変更)は、中国に任せる。これは習近平政権の仕事であり、義務である。

11.だから私たち日本(人)は、今から来年の4月までの、この一年間に起きるあれこれの大騒ぎを、平然と冷静に受け止めることが大事だ。私、副島隆彦は、この20年間、日本国の民間人国家戦略家を名乗ってきた。その真骨頂が今回示されることになる。近未来の予言をする者としての、深い覚悟で、このような先読みと対処、対処をはっきりと書く。

日本国民は、狼狽(うろた)えることなく、これから一年間に、次々と起きるであろうことをじっくりと静観するべきだ。繰り返すが、日本に北朝鮮の核兵器が撃ち込まれることはない。

12.私たちは、アメリカからも、北朝鮮からも、脅されない。情報攪乱されて、極度の不安状態(パニック)に陥って、軽挙妄動しない。日本国は、この北朝鮮で起き、ごく短期間で収束(終了)する、来年の4月の戦争に対して、常に、局外中立(きょくがいちゅうりつ)の、中立国としての立場を貫くべきである。

「いいや、そんなことは無理だ。日本はアメリカの属国であるから、米軍と共に、自衛隊(防衛省)も動かなければならない。そうするしかない」と言うのは、短慮であり、軽率な考えである。「そのために有事法制と 戦争遂行のための法律を作ったのだ」と、保守派の人々は言うだろう。しかしアメリカ軍に引きずられて、自衛隊がいいように動かされることがないように、しっかりと自分自身の行動に、細かく細かく歯止めを掛けるべきだ。

13.自衛隊が、行うのは、米軍を後方から支援して行う、ロジスティカル・サポート(後方支援活動。物資輸送、戦場人足=にんそく=、輜重兵=しちょうへい=の仕事)だけである。それでも十分に、戦争に荷担している、と言われるだろうが、「敗戦後に、アメリカさまが、作って押しつけてくださった、ありがたい日本国憲法の第九条=戦争放棄=がありますので、日本は他国との戦争は出来ません」と突っ張ればいい。

14.国際社会(=世界)は、この苦し紛れの弁明を許してくれるだろう。だから自衛隊が、米軍と共同で軍事行動に踏み切ることは絶対にしてはならない。「日本は平和国家であり、戦争をしない国です。中立国です」と言い続けるべきだ。この主張をこれからの一年間、ずっと言い続けて、これさえ守れれば、北朝鮮から通常兵器ミサイル、あるいは、核兵器(中距離弾道ミサイル。千キロ飛ぶ)は日本に飛んでこない。いくら、愚か者の、戦争したがり政権である、安倍政権と言えども、目下、震え上がって、勇ましいことなんか、何も言えない。

15.だから、この4月6、7日に、トランプが、習近平と、フロリダ半島の、超豪華の高級別荘ホテル(政府がトランプから大統領リゾート施設として借り上げている)のマール・ア・ラーゴ( C.W.Post ポスト財団、というケッログと張り合う、シリアル食品会社の一族の持ち物だったものをトランプが買い取ったもの)での、6日、7日の会談の、まさしくその最中に準備して、夕食会の後(午後8時40分)に、トランプが、直ちに発射命令を出した。

14.それはシリアのイドリブ県の空軍基地(アル・シャイラート基地)への攻撃(トマホーク・ミサイル59発の発射)であった。翌日(日本では8日の朝)のロシアRTV(エルテーヴェ)の放送で、「23発が到達しているが、36発は、どこに行ったか分からない」と、現地の基地の中を映しながらロシアの現地レポーターが、報道していた。

 ほとんど損害はなくて、掩体豪(えんたいごう)が、正確に打ち抜かれていた。その前に避難させておいたのだろう、破壊された戦闘機や爆撃機は見えない。「アメリカ軍のトマホーク・ミサイルの攻撃能力と破壊力は、たいしたことはない」とレポーターは言いたげだった。

15.このシリアへの米軍のミサイル攻撃は、事前に、ロシア(プーチン)そしてシリア政府へも通告、連絡されていた。このことは2日前からの各国の新聞記事と報道で明らかだ。

 だから、今回のアメリカのシリア攻撃は、シリア政府を痛めつけることを目標にしたものではない。専ら、北朝鮮の金正恩体制への、警告であり、脅しである。今、北朝鮮は深刻に考え込んでいる。

16. と同時に、このアメリカのシリア攻撃は、訪米して会談(夕食会)の最中だった、中国の習近平への、礼砲(れいほう)である。相手を吃驚(びっくり)させ、晩餐の余興のサープライズの柔らかい脅しである。 習近平に、トランプが、「このあと、私は、シリアを爆撃する命令を出します」と囁(ささや)いたはずだ(宴もたけなわの午後8時頃)。

「私のお隣にいる習近平氏に、私は、事前にこのようにお知らせします。世界を私たち二つの大国で、今後も平和に無事、管理してゆきましょう。そのためには、貴国(中国)の賛同と、協力をいただかなければいけません」と。 

17.それに対して、習近平は黙って何も言わなかったようだ。夕食会が終わって、中側は、マール・ア・ラーゴの隣の、これも、トランプが建てた高層のリゾート・ホテルに急いで引き返していった。こっちの高層ホテルはトランプが自分で建ててから、となりのポスト家の由緒あるマール・ア・ラーゴを、半値で買い叩いて買った。そのあと再びポスト家の資産会社が買い戻したが、再度トランプ・オーガナイゼイションが買い取ったものだ。

18.習近平たちは、「トランプに騙された、計られた」と怒っただろう。しかし、中国は大国であるから、アメリカのこのいたずらのような、礼砲(空砲)発射の、歓迎の大砲を、受け流すことにした。

 翌日の北京の外交部(外務省)の女性報道官の記者会見でも、「アメリカの国際法違反の、シリア国(戦争をしていない相手)への爆撃」を形だけ、非難した。これが自分たちへの礼砲であることに気づいた。 

19.アメリカ合衆国 は、歴史的に、これまでに必ずこういうことをしてきた。1853年、4年の、マシュー・カルブレイス・ペリー提督(コモドア)が、米国インド洋艦隊の遠征艦隊(エクスペディショナリー)を率いて日本に来たときも。久里浜、そして、横浜(東神奈川の宿)への上陸の際にも、この礼砲(空砲)を30発ぐらい撃って、交渉相手の 日本側(江戸幕府)をその轟音で驚かしている。

その前に、ペリー艦隊は、江戸湾深く侵入して、品川沖から江戸城をめがけて、空砲を撃った。そのまわりを、数百隻の日本側の小舟が取り巻くよう対峙して、飛び口を持って、ペリー艦隊と対峙していた。それでも、日本側は、「この大砲には、日本はかなわない。江戸城は破壊される」と判断した幕府側は、ただちにブラカシ(だまし)戦略を採って、「出来るだけ、米艦隊を江戸から引き離せ」の戦略に出て、それで、神奈川条約(和親条約=フレンドシップ・トリーティ)の次は、下田まで引き下がらせて、そこで、修好通商条約(トレイド・アンド・コマース・トリィーティ)を結んだ。これが開国の受け入れ(日本の強制開国の受諾)であった。

 同じよう、第二次大戦の敗戦後は、吉田茂外相(当時、幣原喜重郎首相)の官邸で、「(私たちアメリカが作った)この憲法草案を呑みなさい。そして国会で通過させなさい」とアメリカ側が、吉田らを説得している最中に、外相邸の真上を屋根に接触しかねない、すれすれの超低空飛行で、米軍機数機が、轟音をたてながら通過した。アメリカは、こういう脅かし方を、必ずする。子供じみているがこれがアメリカ外交の基本手段だ。相手をびくつかせて、心理的に圧迫して、譲歩と妥協を強いる作戦だ。

20.習近平と中国政府は、このあと宿泊施設に帰って、重苦しい雰囲気になったろう。翌日7日の午前の本格的な米中会談があった。アメリカの術中に入ったことを、中国は百も承知で、既定方針通りに行動した。会談を終わって中国は憮然として帰っていった。

21.アメリカの地中海の巡洋艦(クルーザー)搭載の「トマホーク・ミサイル」の発射の様子は世界中に放映された。これに十分に驚いた人々は、日本でも、小心者で敏感な感覚をした人たちだ。「核戦争が始まるのではないか」と脅えた。それが、今の日本だけでなく、世界中を覆っている緊張状態だ。

 ただし、ボケーッとして、何も感じない鈍感な人もたくさんいる。小説「化身(けしん。これは素晴らしかった)」と「失楽園」を書いて逝去した小説家の渡辺淳一(わたなべじゅんいち)が言った「鈍感力(どんかんりょく)」で、鈍感な人の方が、いい場合もある。

 人間、敏感(過敏症)だけが優れている、ということはない。ただ、鈍感(たいていは、愚鈍、かつ知恵遅れ、の場合が多い。安倍昭恵夫人のように)な人たちは、後になってから、急にキャーキャー騒ぎ出して、「コワイ、コワイ」とパニックに陥るから、始末に負えない。

22.だから、これから日本国内に起こるのは、この「キャー、核戦争コワイ、コワイ」で、「アメリカさま、私たちを守って下さい。キャーキャー」の騒ぎだ。これはアメリカ政府の思うつぼだ。これで、日本はまたアメリカの高額な軍事兵器を買わされる。

 THHRD (サード)という「高高度のミサイル防衛網」という、迎撃ミサイル(打ち落とすため、と称しているミサイル)を、3千億円(30億ドル)ぐらいで何セットか買わされる。韓国も同様だろう。ところが、このTHHRD迎撃ミサイルは、迎撃(打ち落とす)は出来ない。と、専門家たちが言っている。高速度で飛んでくる飛行体(北朝鮮のミサイル)にその頂点の高度の所でぶち当てることは、ほとんど無理らしい。

23. 日本は、始めから軍事的には無力である。自力で核戦争に耐える力はない。こんな能力など、なくても構わない。日本は非核国家であることを貫けばそれでいい。日本の国家戦略家を自称する私はこの立場だ。 刀、刃物を振り回すと、必ず、自分で、自分の足や手をケガする。そういうものだ。 

24. 戦争になったら日本国内で防御するしかない。どこの国であれ外国が攻めてきたら、日本の領土、領空、領海(海岸線から22キロ)の中で戦う、という考えが正しい。これは、アメリカの、トランプ政権を支えているリバータリアンの勢力(ソシアル・コンサーヴァティブ social conservatives )と同じ考えである。だから、決して、この「専守防衛(えんしゅぼうえい)」は、荒唐無稽な考えではない。

 戦争は、自国内で行うのが、あとあとになってからも正しい。まわりの国々に非難されることがない。他国に軍隊を進駐させて行う戦争は、それは侵略である。やってはいけない。

25.だから何があろうと自衛力が弱かろうと、日本(人、国)が、取るべき方針は、局外中立の、中立国である、と宣言して、この立場を死守することである。「戦争をやりたいのなら、どうぞそちらでやってください。私たちはやりません。

 アジア人どうしで、殺し合いはしません」と言い続けるのが正しい。「それは、弱虫、腰抜けの考えだ」という人がいたら、「あなたが、おまえが、先に行って、死んでこい」と反論すればいい。愚かな人たちが自分の足りない知恵で、大人ぶって、国家、政府の言うことに騙(だま)されて、いつも率先して志願してそして死んだ。 勇ましそうにすればいい、ということではない。

26.日本は、アメリカの属国(トリビュータリー・ステイト tributary state 、朝貢国、従属国、家来の国)である。この考えは1997年に、私が、『属国・日本論』を書いて広まった国家論だ。 この考えからも日本の生き残りの策は有る。狼狽(ろうばい)してはいけない。「狼狽(うろた)えて馬鹿なことをするな」が、今の日本人にとって切実で大切な標語(スローガン)だ。

27. 先の大戦(WW2)の敗戦から72年目で、私たちは、次の大きな戦争(WW3)の時代に突入しつつある。これは事実である。しかしアメリカのトランプ新政権は、今回、それを避けるための慎重な行動に出ている。これはマネイジド・スモール・ウォーmanaged small war 「管理された小さな戦争」である。決して大きな戦争(large warラージ・ウォー)ではない。それでも、これまでの、low intensified conflict 「低緊張状態」からは随分と変わった。

28. もし今年ヒラリー・クリントンが米大統領になっていたら、今年の10月ぐらいから、本当に、ラージ・ウォー、すなわち、第三次世界大戦(WW3)が始まっていただろう。確実に、アメリカは中国とぶつかっていただろう。ヒラリーが大統領にならなくて、彼女を支える勢力が後退したので、それで、世界は救われた。 

ヒラリーが指導するアメリカであったら、中国、およびロシアと戦争を始めていただろう。それは、北朝鮮の他に、中国の南沙諸島(なんさしょとう、スプラットリーアイランズ)の軍事基地への米軍の爆撃で始まっていただろう。それが、トランプを支えるアメリカ国民の勢力の登場で、ひとまず大きく回避されたのだ。これは、人類にとって喜ばしいことである。

29. 私、副島隆彦が、なぜこのように来年の4月に、米軍の軍事行動(北朝鮮の核施設への攻撃)がある、と予言として断言できるのか。それは大国政治というのは、そのようなものだからである。

今すぐにも、北朝鮮から日本に核兵器が飛んでくる、と書いて、騒いでいるような、扇動メディアは、日本にとって困りものだ。この愚かな扇動言論や扇動情報に、載せられて、慌て騒ぐ人々が出ないように、私、副島隆彦が、急いでこの予言をしているのだ。

30.今度のフロリダ州のパームビーチの、超豪華お屋敷のマール・ア・ラーゴの米中会談で、「年内に、それも11月中に、トランプ大統領の訪中」が決まった。トランプは、今度は、自分が中国に乗り込んでゆくのである。だから、アメリカ軍による北朝鮮攻撃は、その翌年の4月だ。

31. 分かりますか? トランプ訪中の、その前の今年10月の第19回中国共産党の大会(「19大」と言う)で、習近平は、新しい指導者人事を決めて国内をしっかり安定させておかなければいけない。習近平の次の「チャイナ7(セブン)」(中央政治委員会常務委員の7人)の次の顔ぶれのことは、私はここでは書かない。

32. 習近平が、「もう、これ以上、金正恩の勝手な行動は許さない。世界の動きにあまりにも反している」という堅い決断を彼が、北朝鮮の体制変動をしていることは、よく知られている。だから。米中会談の直前の6日にも、いやがらせで、日本海に向けて北朝鮮は、中距離(千キロ)のミサイルの実験を行った。 

だから、習はトランプと話していて、アメリカ単独での北朝鮮への軍事的解決をそのまま黙って見ているわけには行かない。トランプは、「中国軍が、北朝鮮に進軍して、今の体制を変更することを、アメリカとしては望む。よろしくやってくれ」と言ったはずだ。習近平は、多くのことを話せない。それでも北朝鮮は、中国の影響下にある国で有り、アメリカも、北朝鮮は、中国の庇護国(ひごこく)である、と認めている。

33.これは、朝鮮戦争(1950年6月25日勃発)の休戦後の、38度線での現状の維持を認める立場からも、はっきりしている。だから、トランプは、「北朝鮮のことは中国がうまく監視してくれ。アメリカとしては、北朝鮮から核兵器を取り除くことだけが目的だ。それ以上のことは全くしない」と宣言した。だから、来年の4月に、中国人民解放軍が、北朝鮮に入る(進撃するする)ことが、この「トランプ・習のフロリダ・マールアラーゴ会談」(2017年4月7日)にほぼ決まった、ということだ。

34.その前に、北朝鮮の体制が、自分で内部から崩壊して、世界(米中)の言うことを聞く、世界の動きに反対しない、穏やかなキム・ハンソル体制に変わることを、私たちは望むが、おそらく、そうはならず、これからの1年間は、極東(ファー・イースト far east 東北アジア)は、緊張した日々が続くだろう。

35. 実は、この「マール・ア・ラーゴ米中会談」を、すべてお膳立てして、根回しして、実現させたのは、誰あろう、やっぱり、ヘンリー・キッシンジャーである。

 彼は、94歳のきつい老体を押して動いている。私、副島隆彦が、「キッシンジャーが、フロリダのフォート・マイヤーズ空軍基地に入った」という情報をアメリカから貰ったのは、4月5日だった。このフォートマイヤーズ基地は、マールアラーゴのある、パームビーチから南に50キロぐらい(車で1時間)のところだ。パームビーチ・イーストの超豪華な別荘地地区(中には、中にゴルフ場を1つどころか、2つ持っている大邸宅があるそうだ)に、入ってゆくのにどうしても通るパームビーチ・ウエストの一般大衆用の町と大橋を通らなくても、マール・ア・ラーゴに入れるようになっている。

だからキッシンジャーは、密かに、習近平とも、トランプとも、このマール・ア・ラーゴの大邸宅の中で会談の事前に会っている。この事実がものすごく重要なのだ。

36. だから、トランプと習近平の 会談を、その中身までずべて brokering ブローカリング して振り付けしているのは、私、副島隆彦が、ずっと私の本の中でも書いて来たとおり、ヘンリー・キッシンジャー博士である。世界でこの情報を発信したのは、FOXのオーストラリア・ラジオだった。FOXは、ご存じの通り、トランプの盟友のルパート・マードックの所有である。

37. ヘンリー・キッシンジャーは、ロシアのプーチンとも連絡を取り合って、彼をも、この「米、中、ロシアの3巨頭会談」への道を、作ろうとしている。この、私、副島隆彦が、世界の誰よりも早く言い出した「第2次ヤルタ会談」の実現である。「本当に、ヤルタでやればいいのに。やるんじゃないの」と私は、去年の11月から言い出した。

38.「ヤルタ会談」とは、ドイツの敗戦が決まった、1944年2月4日の、ルーズベルト、チャーチル、スターリンのよる黒海のヤルタにおける、「日、独、伊の三国軍事同盟(ジ・アクシス 、枢軸国=すうじくこく=)を敗戦させたあとの世界体制を話し合った重要な、今の世界体制を作った会議だ。

その前年1943年11月22日のカイロ会談には中国の蒋介石(しょうかいせき、チャン・カイシク)は呼ばれたのに、日本軍に対してあまりに弱かったのでヤルタには呼ばれなかった。このヤルタ会談の、次の、新しい世界体制を決める、「第2次ヤルタ会談」が、来年にも、プーチンも交えて、開かれるだろう。根回しは、すべてヘンリー・キッシンジャーがやっている。

39. この動きの全ては、昨年の2月3日に、キッシンジャーが、モスクワに飛んで、プーチンに、「デス・カルト Death Cult 死のカルト集団が、世界戦争を始めようとしている。プーチンよ、この動きを止めてくれ」言ったときだ。この死のカルトが、欧米日本では、統一教会であり、中東アラブ・イスラム教世界ではIS(アイ・エス)などのサラフィーヤの組織である。

40.だから、私たち日本人は、来年4月だろうと、副島隆彦が予言した、北朝鮮での短期間の戦争への動きを、冷静に受け止めて、決して動揺せずに、「私たちは、何もしない。動かない。「じっと見ている」という強い態度でいればいい。これ以外に、私たちが採(と)る道はない。韓国と北朝鮮の国民にとっては、再びのかわいそうで難儀な道である。

42.韓半島統一(南北統一)という朝鮮民族(コーリアン・ネイション)の平和的な統一への悲願の達成を、私たち日本人は応援すべきだ。かつ、そのように米政府も、表面だけは、そのように言いながら、外交交渉をする。だが、実際は、現状の固定のままだろう。

43.米中にしてみれば、双方の軍隊が、直接、対決(対峙)して、向かい合うというのは避けたい。日本の「実感に溢(あふ)れた」保守言論人たちも、「朝鮮半島は、分断されたまま、米中のとっての 緩衝地帯(かんしょうちたい、バッファー・ゾーン buffer zone )で有り続けてもらわないと困る。日本にとってはその方が、中国と直接、接さないからいい、と言う。分断された民族をそのまま見捨てる、非情の考えである。それでも、今回のトランプ政権の獲得目標は、北朝鮮から核兵器を取り上げることだ。これだけを達成して、極東に安定と平和を維持できればいい。 私は、このキッシンジャーが決断して実行して、トランプ政権に教えている、この態度を支持する。

44.今回の、シリア空爆は、トランプが、「オレは、ピストルを撃とうと思ったら、本当に撃つんだぞ。ただの口だけの人間ではないぞ」という、北朝鮮への脅し(警告)であり、中国への礼砲(同じく軽い脅し)であった。このシリア爆撃のイベントを、推進したのは、ジャレット・クシュナー(トランプの義息。36歳)である。ここで、主任戦略官の スティーブ・バノンとクシュナーがSEC(国家安全保障会議)の中で、衝突したとされる。私は、このことの詳細は、今は、書かない。 

45. ただし、4月4日に、シリアで、サリン・ガス(化学兵器)が撒かれて、83人の民間人が死んだ、というのは、虚偽の、やらせの報道だ。バシャール・アサド政権はやっていない。そのことは、中国も、ロシアも、先進国の頭のいい人間たちは、全員知っている。だが、この事件を理由に、トランプは、わざとらしく、振り付けられたどおりに、「無残に女性や子供を殺したアサド政権は許せない」としてシリア爆撃を命令した。このヤラセのインチキを、分かっていてやるのも、アメリカの手口だ。他に理由の付けようがないと、こういうマニューバー(謀略)をやる。

このサリンガスは、イスラエル製で有り、シリア反体制派武装勢力という、おかしな(おそらくイスラエルの言うとおりに動く勢力)連中がいつも仕組む。そして、世界中のメディアに、そのままウソの報道を行う。 サリンガスを浴びて痙攣(けいれん)しながら苦しんでいる子供たちを、素手で触っている大人たちは、なぜ苦しまないのか、というおかしな映像を見ているだけで、事件は捏造だと分かる。こういう振り付けを、ジャレット・クシュナーが、軍人たちの支持を受けてやっている、というのなら、この男(NYの正統派のユダヤ人)が、これからトランプの上級顧問として、次々にやるであろう悪事を予測する。

46.北朝鮮の核開発の動きは、1993年3月12日の、「IAEA(国際原子力委員会)の加盟国から脱退する」から始まった。このときから北の核開発の動きが発覚した。今から24年前だ。

47. 今の世界の核兵器の開発の管理への動きを、決定したのは、2年前の2015年の1月29日の ヘンリー・キッシンジャーの米上院に呼ばれて行った証言だ。「米国は、すでに核の拡散(プロリファレイション)を(5大国、パーマネント・メンバー常任理事国以外にも)許してしまっている」という証言だ。 

ここで、キッシンジャーは、「現状ですでに、核の拡散(5大国以外がどんどん持つこと)は、止められない状態になっている。しかし、それでも現状で食い止めて現状を維持(メインテナンス、maintenance)すべきであって、今以上の核の拡散(勝手な保有のエクスパンションexpansion)は許すべきでない」と言った。これが、今の北朝鮮の核兵器は取り上げる、という決断の表れの根拠となっている。

48. キッシンジャーは、この2015年1月のこの証言で、「すでにイランは、核兵器の製造能力を持っている。これを押さえることは出来るが、私は、この議論の判断を・・・控える(やめる)」と言った。この発言は、このあとの、2015年7月14日の「イランの核(開発停止の)合意」につながる。

 イランはこの合意(条約)で、最低10年間の核兵器開発の中止を約束した。しかしそれでもイランが秘密裏に核兵器を持ってしまえば、サウジアラビアが、これに強く反発して、当然の権利として核兵器を持つ。そしてどんどんその他に国々に広がる。

49.だからキッシンジャーの、核兵器の保有の拡散(プロリファーレイション)を防いで、現状で維持する(メインテナンス)という決断で、北朝鮮から、来年の春、核兵器を取り上げる、という、米中、そしてロシアも合意している、世界政策が実行される。

50.だから、これからの一年間の世の中の騒がしい、今にも、北朝鮮から核兵器が日本に飛んで来る、という扇動言論に、惑わされてはいけない。これからの大騒ぎを利用して、「だから憲法を改正して、日本は、戦争が出来る国にならなくてはいけない」という勢力が、またしても、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)することになる。私たちは、1年後の、さらにその先のことを考えて、「朝鮮半島は、非核化されたのだから、憲法改正などを言う必要はない。

51.戦争が起きなくて、一番困るのは、あなたたち戦争をしたがっている人たちだ。愚か者だ。戦争の脅威が取り去られて、一番いやなのは、あなたたち自身だ」と、この安倍晋三の支持勢力の、「自分たちは世界の現実をよく知っている大人だ。現実主義者だ」という人たちに、冷静に反論すべきだ。何が一番、賢い考えなのかは、その人が、どこまで遠くを見据えて、先へ先へと考える能力(知能)を持っているか、である。 

私の予言は当たるだろう。今日は、これぐらいにします。 

副島隆彦拝 

by めい (2017-04-10 06:38) 

めい

「放知技」板。飯山氏の論。副島批判もあり。とことん金正恩の肩を持つ飯山老。

   *   *   *   *   *

774:飯山一郎 : 2017/04/10 (Mon) 14:47:38 host:*.ocn.ne.jp 
現在の北朝鮮問題の本質とは何か?
軍需産業が儲けるために東アジアを冷戦状態にしておく!
そのため金正恩を殺す!と北朝鮮を脅してツブしにかかれば…
金正恩は鬼のように怒りだす(ファビョる)ので…
緊張は,いやがうえにも高まる.
これが↑↑ただいま現在,トランプの最側近がヤッていることだ.
その最側近の名は,マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担).

マクマスターにとって,最大の邪魔者は,バノンだった.
バノンの『戦争反対=アメリカ・ファースト=インフラ整備=内需拡大』
という路線をツブして,戦争路線に戻すために…
バノンの首を娘婿クシュナーを使って,トランプに斬らせた.
これで,マクマスターはフリーハンド.
シリア攻撃につづき,北朝鮮攻撃を本気で煽っている.←いまココ
以上が,現在の北朝鮮問題の本質なのだ.
分かりやすいっしょ?

776:飯山一郎 : 2017/04/10 (Mon) 18:23:49 host:*.ocn.ne.jp 
副島隆彦先生は,日本一の予言師! と自画自賛しておられる御方だけに…
流石!赤鬼も青鬼もビックリ仰天する↓↓1年先の北朝鮮情勢を予言され!

>北朝鮮に対する 米軍の攻撃(空爆)は、起きる。
>それは来年の4月である。丁度1年後だ。(http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

副島隆彦大先生の御予言は…↓↓
1年後の米軍による北朝鮮空爆は,キッシンジャー博士の構想に沿って…
空爆の目的は,北朝鮮の核施設を破壊することだけ!

今回の米中首脳会談も,キッシンジャー博士が全てお膳立て!
首脳会談の当日も,キッシンジャー博士はフロリダに飛び…
会談前の米中両首脳に面談して,色々指導されたのだ,と.

ま~ま~ま~,良くぞココまで出まかせの出鱈目を言えるもんだ!などとは…
ワシは,コレっぽっちも思いません.
ただ,>>774 に書いた喫緊の問題が,1年後とは! ただただ呆れております.

780:飯山一郎 : 2017/04/10 (Mon) 21:41:16 host:*.ocn.ne.jp
「敵ミサイル基地を先制攻撃できる能力を保有するべきだ」という意見が,自民党にある.
同じ意見が北朝鮮にもある.
北朝鮮への武力侵攻を狙っている米韓合同軍事演習に対して,北朝鮮は先制攻撃をしたいだろう.
今年の米韓軍事演習は,金正恩を殲滅する!と,明確に掲げている.
チンピラヤクザがワシの家の前に来て,ワシをオドシにかかれば,日本刀を振り回すぐらいの対抗手段をワシはとる!
おっと,北朝鮮だが,いま,金正恩の作戦本部が練っている戦略は,「釣り野伏せり戦術」だろう.
打撃空母カール・ビンソンをギリギリまで引きつけておいて…
現在進行中の日・米・韓合同演習の主要部隊と艦船を,同時多発的に一気に瞬時叩く!
THAADがある烏山(ウサン)の街も火の海にする!
こ~いった徹底的な先制攻撃に対して,西側経済社会は徹底的に弱い.
ところで…
金正恩政権発足後に発射された弾道ミサイルの大半(46発)は,すべて日本やグアムの米軍基地と,米国の増員兵力が到着する釜山港・金海空港を狙ってきた.
有事の際の北朝鮮の先制攻撃目標は,徹底して米軍だったのだ.
その本番を,金正恩がヤラない!という保証はない.
「金正恩! お前を殺す!」と明言して,『首刈り作戦』の演習を繰り返す米韓軍に,先制攻撃を決行する権利?が,ある!
こ~ゆ~ふ~に↑↑金正恩が思っても…不思議ではない.

スプートニクの↓↓この書き方は,「金正恩の先制攻撃」を示唆したものではないのか?
『米海軍打撃群の朝鮮半島への派遣は,北朝鮮指導部を無思慮な行動へ追い立てる恐れがある。』 (https://sptnkne.ws/ebJG

783:飯山一郎 : 2017/04/11 (Tue) 00:32:32 host:*.ocn.ne.jp 
>攻撃されたシリアの空軍基地は損害軽微.早くも再開している.
ワシが『てげてげ』に↑↑こう書いたのは,情報が2~3入ったからだが…
その一つは,読売サイトの記事↓↓
>『シリア軍、基地使用再開か…「イスラム国」空爆』
>【イスタンブール=上地洋実】英国に拠点を置く
>民間団体「シリア人権監視団」によると、
>米軍の巡航ミサイル攻撃を受けたシャイラト空軍基地から
>7日、戦闘機2機が飛び立ち、
>イスラム過激派組織「イスラム国」が支配する
>中部ホムスで空爆を行った。(https://goo.gl/2uYPEF
6日に60発のミサイルに攻撃された飛行場が,7日には再開.
これは,米軍がワザと甘い攻撃をしたからではないだろう.
大統領→マティス→ダンフォードという公式の指揮命令系統による命令なのだから.
古々米みたいなトマホークにしても,実戦部隊の軍監が搭載しているミサイルが,この低田楽.
やはり,アメリカの武器兵器ってのは,旧式か,新型であってもF35のようにオンボロ兵器.

よし! 金正恩!
打撃空母カールビンソンが釜山沖から済州島沖を経て東シナ海に入ったら,一気に撃沈してしまえ!
米軍が報復攻撃態勢に入っても,片っ端からミサイルを撃ち込んで撃沈してしまえ!
この際だ,ミサイルでも大砲でも,撃って撃って撃ちまくれ!
ただし,ニッポンの海上自衛隊の軍監だけは,狙わないでくれ!
金正恩のか~ちゃんの国の自衛隊だってこと,忘れんでくれ.
金正恩,たのむ!

784:飯山一郎 : 2017/04/11 (Tue) 00:49:18 host:*.ocn.ne.jp
>>783
しっかし,トランプも,間もなく71歳になる!鼠~のに…
まだ33歳になったばかりの坊や,金正恩ひとり手なづけられず…
その坊主を殺せ! 鼠~軍事作戦をヤルなんて…
ただのクソジジ~だったんだ罠~.

ま,早く先制攻撃命令を出して…
33歳の坊やのジツリョクが何ぼのもんか?
思い知るのも,冥土のミヤゲぐらいにはなる蛇老.

by めい (2017-04-11 04:39) 

めい

「放知技」板、田中宇氏をどう見るか。
http://grnba.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=16155707

   *   *   *   *   *

89:ルルカ : 2017/07/05 (Wed) 15:55:17 host:*.eonet.ne.jp
こんにちはルルカと申します。
飯山氏に質問したいことがあります。
北海道、沖縄に中国人が投資、移住?していることがネットで記事にされてるのを見ますが
これ自体はいいことなのか悪いことなのか私にはわかりません。
「中国人に乗っ取られる」という意見が多いのですがどうなんでしょうか。
関西には神戸にチャイナタウンがありますが観光地のようにしか思ってませんでした。
それとは違う意味で現状は危ない事態になっているのでしょうか。

もう一つ質問あります。
田中宇氏のメルマガをみるとネオコンは某勢力と戦っている正義の見方?
のような書かれ方をしています。
多極化を目指し紛争のない社会を作るためあえて戦争勢力のフリをしているふうに
氏は書いておりますがここの構図がよくわかりません。

91:飯山一郎 : 2017/07/05 (Wed) 21:42:33 host:*.dion.ne.jp
>>89
ルルカさん,こんにちは!
世界一の金持ち国家になって,カネが余っている中国は,日本においても投資・投機先を求めています.
日本の土地を中国人が買うのは,投資・投機先として魅力があるからです.
ただし, 「中国人に乗っ取られる」という意見は,中国嫌いのマトはずれで,反中を煽る暴言です.
国家や政府が強大でシッカリしていれば,日本の国土が乗っ取られるということは絶対にありません.
一部の日本人は国家や政府の崩壊を願っていますが…,今の日本国と日本政府は簡単にはツブれません.
心配ご無用です.
日本という国家と(日本国民が選んだ)日本政府が,(世界のなかで)もっともっと強力になることを願うことは必要でしょう.

田中宇さんは,「○○のフリをする」「隠れ××主義者」などという表現をしますが,出鱈目に近いです.
「多極化を目指し紛争のない社会を作るためあえて戦争勢力のフリをしている」な~んてコトは絶対にないです!
戦争勢力は残虐さをムキ出しにして,イラクや,リビアや,シリアや,ウクライナを滅茶苦茶に破壊してきました.
田中宇さんの文章は,情報量が多いので参考にはなりますが,田中宇さん自身の評論や解釈は,私は信用したことがありません.

92:mespesado : 2017/07/05 (Wed) 22:58:06 host:*.itscom.jp
>>89 >>91
 田中宇さんのサイトですが、一見すると日本の国益に反することを
行っている勢力があるとき、「実は国益を損なうと見せかけて、敵を
油断させてその反対のことを実行しようとしている」という論法なの
で、最初は「フムフム、田中さんもウラのウラを読んでるじゃないか」
と感心したことがあります。
 ところが、あるとき田中さんの過去の記事をベターっと読んだとき、
すべての「一見国益を損なう事象」に対して、すべてこの論法で解釈
していることを知り、そのときから、私も田中さんの解釈は全く信用
できなくなりました。
by めい (2017-07-06 04:43) 

めい

トランプ戦略は変わっていない!(田中宇)

《トランプは軌道修正しない。トランプの覇権放棄・軍産複合体潰しの世界戦略
を立てたのは選挙戦時代からの側近のスティーブ・バノンらで、バノンはトラン
プ就任2ヶ月後の4月初めに、政権内の軍産系の側近群との権力闘争に破れ、閑
職に追いやられて無力化されたことになっている。だが実のところ、バノンは軍
産からの攻撃をかわすため、権限を保持したまま「お隠れ」しただけだ。トラン
プは今回G20サミット参加のための欧州訪問で立ち寄ったポーランドで、ポー
ランド現政権が強行する反リベラル・反移民的・反ドイツ的な政策を鼓舞する演
説を放ったが、この演説を書いたのはバノンの一派だと報じられている。》

《トランプの真意は、
温暖化とか産業保護よりも、米国が単独覇権をやってきた世界の体制を転換する
ところにある。トランプは覇権を捨てたい。プーチンや習近平はそれを拾いたい。》

《米国の覇権運営者を拡大させてきた構図を、TPPやNAFTA
からの離脱などによって、トランプは次々に破壊しようとしている。トランプの
策は、米国の国益を棄損しているが、世界的かつ長期的な視点でみると、世界の
政治構造を根本から転換することで、これまで発展を阻害されてきた諸地域に発
展をもたらし、長期的な世界経済の成長を引き起こそうとしていると考えられる。》

   *   *   *   *   * 

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2017年7月10日 http://tanakanews.com/

ーーーーーーーーーーー
★多極型世界の始まり
ーーーーーーーーーーー

 7月7-8日にドイツで行われた世界最高位の定例サミットであるG20は、
地球温暖化対策や、自由貿易体制の強化といった、世界の多くの国々が推進した
い政策に関して(従来の)覇権国である米国のトランプ大統領が賛成せず、強い
決定を出せずに終わった。温暖化対策のパリ協定の推進に関して、G20の中で
反対は6月に協定を離脱した米国だけで、あとの19カ国は賛成だ。トランプ政
権の「悪い」政策や姿勢のせいで世界が諸問題を解決できない、といったトラン
プ批判をマスコミが流している。

http://www.bloomberg.com/graphics/2017-g20-leader-positions/
The Flashpoints for World Leaders at the Hamburg G-20

 米国が世界の主導役(覇権)を放棄している現状が、一時的なものであり、い
ずれトランプが軌道修正するか、弾劾され辞任するか、落選することによって、
いずれ米国がまた主導役・単独覇権国に戻るという楽観論が、いまだに世界的に
強い。米国は本質的に変わっておらず、トランプ政権が短期的な異常さをもたら
しているだけだという見方が、多くのマスコミ報道の根底にある。

http://www.spiegel.de/international/world/opinion-angela-merkel-and-the-g-20-farce-a-1156502.html
Opinion: Angela Merkel and the G-20 Farce

 私が見るところ、こうした見方は間違いだ。トランプは軌道修正しない。トラ
ンプの覇権放棄・軍産複合体潰しの世界戦略を立てたのは選挙戦時代からの側近
のスティーブ・バノンらで、バノンはトランプ就任2ヶ月後の4月初めに、政権
内の軍産系の側近群との権力闘争に破れ、閑職に追いやられて無力化されたこと
になっている。だが実のところ、バノンは軍産からの攻撃をかわすため、権限を
保持したまま「お隠れ」しただけだ。トランプは今回G20サミット参加のため
の欧州訪問で立ち寄ったポーランドで、ポーランド現政権が強行する反リベラル
・反移民的・反ドイツ的な政策を鼓舞する演説を放ったが、この演説を書いたの
はバノンの一派だと報じられている。

http://tanakanews.com/170408syria.htm
軍産複合体と正攻法で戦うのをやめたトランプのシリア攻撃

http://thinkprogress.org/trumps-theo-nationalistic-poland-speech-hints-steve-bannon-is-still-a-major-player-b9b70bd81219
Trump’s theo-nationalistic Poland speech sounds a whole lot like Steve Bannon

http://www.politico.com/story/2017/07/08/trump-nationalists-bannon-europe-g20-240325
Trump’s nationalists triumphant after Europe trip

http://www.salon.com/2017/07/08/trumps-alt-right-poland-speech-time-to-call-his-white-nationalist-rhetoric-what-it-is/
Trump’s alt-right Poland speech: Time to call his white nationalist rhetoric what it is

 トランプは最近、政権内の金融界出身の側近たちをはねのけて、中国やドイツ
からの鉄鋼輸入に報復関税をかける方針を強行決定したが、これも黒幕はバノン
だ。トランプの世界戦略は今もバノンらが練っている。トランプは、選挙戦時代
からあまり軌道修正していない。軍産エスタブとの権力闘争の激化や政府財政難
のあおりで、方針のいくつかを先延ばししているが、それは根本的な軌道修正で
ない(米墨国境の壁の建設など、最初から有言不実行のつもりだった疑いがある
政策もあるが)。加えて、トランプが弾劾されて辞める見通しもない。ロシア介
入スキャンダルは、軍産が仕掛けた濡れ衣であり、弾劾に不可欠な「大統領の犯
罪」につながらない。

http://www.tanakanews.com/170704hegemon.php
理不尽な敵視策で覇権放棄を狙うトランプ

http://www.wsws.org/en/articles/2017/05/22/pers-m22.html
Washington Post and New York Times urge pullback on calls for Trump impeachment

 選挙でトランプが負けるには、米民主党にカリスマ的な指導者が出てくる必要
がある。だが、今の民主党で有力な指導者は、軍産エスタブが敵視する左翼のバ
ーニー・サンダースだけだ。民主党の従来の主流派である、クリントン家に代表
される軍産エスタブ系は、サンダースを毛嫌いしている。次回2020年の米大
統領選挙が、トランプとサンダースの戦いになったら、どちらが勝っても軍産エ
スタブが排除され続ける政権にしかならない。

http://www.ft.com/content/f69b4b68-55d0-11e7-9fed-c19e2700005f
The Democratic journey to the populist left

http://www.zerohedge.com/news/2017-06-25/trump-accuses-hillary-colluding-democrats-beat-crazy-bernie-sanders
Trump Accuses Hillary Of "Colluding" With Democrats "To Beat Crazy Bernie Sanders"

 民主党がエスタブ主流派と、反エスタブで草の根なサンダースの反主流派に分
裂しているため、最近の米連邦議会の補選では、共和党が連勝している。これら
の補選は、トランプの人気を占うものとされていた。共和党の連勝は、トランプ
の優勢を意味している。このままだと、民主党は政権に返り咲けず、トランプ政
権が2期8年続く。軍産は、政権に戻れる見通しがないため、無力化されていく。
軍産の機関であるマスコミやCIA(諜報界)も、影響力がさらに低下する。

http://nationalinterest.org/feature/interview-dana-rohrabacher-about-russia-turkey-trump-21276?page=show
An Interview with Dana Rohrabacher about Russia, Turkey and Trump

 今の覇権放棄なトランプ現象があと7年半も続くことを、世界は覚悟する必要
がある。その間に、中国やロシアやイランなどがここぞとばかりに覇権を拡大し、
EUも対米自立した状態に慣れてしまう。7年半後に米国で覇権再拡大の野望を
持つ次期政権が誕生したとしても、もう世界は単独覇権体制に戻れない。米国は、
多極型になった世界の中で、中南米と太平洋地域の地域的な覇権を再拡大するの
が精一杯になる。しかも、覇権の再拡大を希求する政権が、今後の米国で生まれ
る可能性自体が低下している。覇権の再拡大を希求する勢力は軍産だけだが、米
国の2大政党の両方で、軍産のエリート政治の体制が排除され、左右両翼の草の根
のポピュリズムに取って代わられる傾向だ。

http://www.tanakanews.com/170708russia.php
結束して国際問題の解決に乗り出す中露

http://tanakanews.com/161106trump.php
トランプが勝ち「新ヤルタ体制」に

 最近のピューの世論調査によると、トランプは世界各国で嫌われているが、米
国では依然としてトランプ支持者が国民の半分ぐらいいる。トランプ支持者の数
は、昨秋の大統領選挙当時から減っていない。日本など大多数の諸国の人々と異
なり、米国の人々は、覇権国の国民だけあって、世界における自国の評価をあま
り気にしない。世界が米国を評価しないのは米国でなく世界の方に問題がある、
米国が嫌いなら米国の安保体制にぶら下がるな、と考える傾向だ。世界から嫌わ
れることは、トランプの再選を阻害しない。

http://nationalinterest.org/blog/paul-pillar/the-plummeting-us-standing-the-world-21413
The Plummeting of U.S. Standing in the World

 軍産が米国の権力中枢に返り咲く方法として、911テロ事件(=軍産の自作
自演)的な大規模テロ事件を米国内で起こすか、米国がロシアもしくは中国と世
界大戦を起こすことが考えられる。軍産、たとえばヒラリー・クリントンが、中
国よりロシアを敵視していたことから考えて、大戦になるなら中国でなくロシア
とだ。政権を握るトランプは、軍産がこれらのクーデター的な返り咲き作戦をや
らぬよう、やっても失敗するよう、監視しているはずだ。米露大戦勃発の可能性
は、トランプ就任直前に強かったが、その後はほとんど感じられない。

http://www.tanakanews.com/170115nato.php
まもなく米露が戦争する???

 米国の諜報界やマスコミには以前から、軍産の一部のふりをしつつ、軍産の策
略を過激にやってわざと失敗させる隠れ反軍産・隠れ多極主義的な勢力がいる
(ネオコンなど)。彼らは今、反トランプのふりをした親トランプな、隠れ親ト
ランプ派になっている。軍産が、自作自演の大規模テロ事件や、世界大戦を起こ
そうとすると、軍産内部の彼らが動き出し、ばれるようなひどい自作自演をやっ
たり、国際社会が米国に味方したくなくなる稚拙な濡れ衣策をやり、大テロや大戦
による軍産の再台頭を阻止しようとするだろう。トランプ政権が続くほど、軍産
は力が落ちて返り咲きが難しくなる。以前は軍産の覇権主義を応援していた英国
も、EU離脱にともなう混乱で自滅しており、軍産の助けにならない。

http://www.tanakanews.com/170108hack.php
トランプと諜報機関の戦い

 トランプの覇権放棄は、短期的な現象でない。国際社会は、米国が単独覇権を
立て直すことより、米覇権が崩れた結果としての多極型の世界をうまく運営して
いくことを重視するようになる。トランプの覇権放棄策が人類の世界運営に直接
的な影響を与え始めた5月末のイタリアでのG7サミット以降、国際社会は米国
に頼らずに世界運営をせざるを得なくなった。メルケルのEUや習近平の中国、
プーチンのロシアなどが、トランプの米国に代わって主導役を担うようになり、
多極型の世界運営が始まっている。

http://www.tanakanews.com/170128tpp.php
米国を覇権国からふつうの国に戻すトランプ

▼パリ協定は実のところ温暖化と関係ない

 ここまでの話で、トランプの米国が、今後も世界の覇権運営を担う状態に戻り
そうもないことを説明した。次は、トランプが今やっていることが「悪いこと」
なのかどうかについて考える。5月末のG7と今回のG20で、トランプは、パ
リ協定に象徴される地球温暖化対策、自由貿易体制の推進、アフリカや中東から
の(偽装)難民を先進諸国が移民として積極的に受け入れる難民政策の3つにつ
いて、世界の大多数の諸国の賛成意見や説得を振り切って、拒否し続けている。
それがトランプの「悪さ」として報じられている。だが、これらの3つの問題は
いずれも、先進国のマスコミで喧伝される表のイメージ(幻影)と、裏の実態が、
大きく乖離している。

http://www.tanakanews.com/170120useuuk.php
米欧同盟を内側から壊す

 地球温暖化問題に関しては、まず、地球の気温は1970-90年代の上昇傾
向の後、この20年ほど横ばい傾向で、温暖化が進んでいない。太陽黒点との関
係で論じている学者は、これから寒冷化しそうだと言っている。温暖化論者は
「最近は気温が横ばいだが、いずれ確実に温暖化が進む」と、誰も予測できない
遠い未来の話を、直観に反する方向で確定的に述べる迷信に陥っているが、世界は
この迷信を真実とみなし、温暖化対策をやらないと大惨事になると騒いでる。人
類が排出した二酸化炭素など温室効果ガスが温暖化の主因であるという「人為説」
は、いくつもある仮説のうちの(出来の悪い)一つにすぎないが、パリ協定や
その前の京都議定書は、人為説を決定的な真実であると無根拠に確定し、二酸化
炭素の排出を減らすことを人類の課題として設定している。温暖化対策は、分析
のねじ曲げ、間違った主張に基づく「国際詐欺」であり、それを推進するG20
など国際社会は「悪」である。温暖化対策を拒否するトランプの姿勢は、実のと
ころ「正しい」ものだといえる。

http://www.forbes.com/sites/jamestaylor/2015/05/19/updated-nasa-data-polar-ice-not-receding-after-all/amp/
Updated NASA Data: Global Warming Not Causing Any Polar Ice Retreat

http://thetruthdivision.com/2017/06/just-weather-channel-founder-backs-trump-tells-truth-global-warming/
Weather Channel Founder Backs Trump, Tells The TRUTH About Global Warming…

 とはいえ、話はここで終わらない。2020年からの実施をめざすパリ協定は、
実のところ、二酸化炭素の排出削減にあまり効果がない。パリ協定に盛り込まれ
た排出削減は、努力目標でしかなく、各国は自由に削減目標を設定でき、しかも、
それを達成しなくてもかまわない。各国がパリ協定を支持するのは、地球温暖化
を信じているからでなく、温暖化対策と称して、自国の関連産業に補助金を出し
たり、保護政策を続けたりでき、国内産業の振興に都合が良いからだ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Paris_Agreement
Paris Agreement From Wikipedia

http://tanakanews.com/091227warming.htm
地球温暖化めぐる歪曲と暗闘

 温暖化対策の一つ前のバージョンである京都議定書は、二酸化炭素の削減を、
各国の法的な義務にしていたが、パリ協定は温暖化対策を、法的でなく政治的な
枠組みで扱い、各国が勝手に換骨奪胎できるようにしている。だから、製造業バ
リバリの中国など新興諸国も、パリ協定を支持している。昔から温暖化対策をイ
ンチキと看破してきた米共和党系の新聞WSJ紙は「パリ協定は温暖化対策と関
係ない」と書いているが、そのとおりである。インチキを推進する人々は「WSJ
は温暖化対策に反対する石油産業の傀儡だ」と中傷するが、パリ協定も別の意味
でインチキなので、エクソンなど石油産業はパリ協定を支持している。

http://www.wsj.com/articles/trump-skips-climate-church-1496431295
Trump Skips Climate Church

http://www.wsj.com/articles/a-climate-hysterics-fake-enemies-list-1493330851
A Climate Hysteric’s Fake Enemies List

 中国やロシア、インドなどBRICS諸国は、今回のG20で、米国が離脱し
ても、残りの国々でパリ協定を予定どおり推進すべきだと、団結して主張した。
中国は、先進国以外の国々をまとめてパリ協定を推進する先導役だ(オバマがパ
リ条約決定時に中国に頼んでこの分野の覇権役をやらせた)。石油ガスの輸出で
食っているロシアは、これまでパリ協定に反対だった。だが、パリ協定は温暖化
対策のふりをした別なものであるので、ロシアにとってそれほどのマイナスでな
い。そのためロシアは今回、BRICSで団結して中国主導のパリ協定を推進し、
パリ協定を嫌う米国を孤立させて、米覇権の崩壊と多極化を狙うことにした。

http://www.presstv.ir/Detail/2017/07/08/527781/US-Trump-Isolation-Germany-Merkel-G20-Hamburg
Trump isolated by world leaders at G20

http://www.zerohedge.com/news/2017-06-02/putin-blames-election-hacking-politically-minded-russian-patriots
Putin: "We Should Be Grateful To President Trump: In Moscow It's Cold And Snowing"

 トランプは温暖化懐疑論者であると同時に、国内産業保護もやりたがっている。
そう考えるとトランプは、温暖化対策のふりをした国内産業振興策であるパリ協
定を離脱する必要などなかった。しかし私が見るところ、トランプの真意は、
温暖化とか産業保護よりも、米国が単独覇権をやってきた世界の体制を転換する
ところにある。トランプは覇権を捨てたい。プーチンや習近平はそれを拾いたい。
パリ協定は、米国と中露の間の覇権転換・多極化の道具として使われている。

http://tanakanews.com/091031warming.php
新興諸国に乗っ取られた地球温暖化問題

▼トランプの自由貿易体制の否定は、米国経済覇権の放棄策

 今年のG7やG20のサミットでは、トランプが自由貿易体制の推進を拒否し、
メルケルら他の諸国がそれをいさめたり説得したりしたが効果なく、米国と他の
諸国の分裂が明らかになった。先進国のマスコミでは、自由貿易体制を積極推進
していかないと世界経済が成長できない、トランプは馬鹿だ、といった論調が支
配的だ。しかし、自由貿易体制の象徴である各国の製造業分野の関税率の平均値
は、すでに、先進諸国が1%台(日本は1・4%、米国とEU諸国は1・6%)
であり、中国3・4%、韓国4・8%など、主要な新興諸国も5%前後までが
多い。これまでの努力で、世界はすでにかなり低関税になっている。

http://data.worldbank.org/indicator/TM.TAX.MRCH.WM.AR.ZS?locations=CN
Tariff rate, applied, weighted mean, all products

 自由貿易体制の推進は近年、関税率の引き下げという、数値で表せる分野から、
もっと曖昧な、非関税障壁の撤廃、知的所有権の保護、環境問題や労働慣行との
絡みなどの分野に入っている。政府が「不公正な」政策をやった時、それを外国
企業が国際法廷で訴えて無効にできるISDS条項も、NAFTAやTPPに盛
り込まれた。これらの分野では、いったん体制ができると、国際政治的に強い国
が、弱い国に対して「お前の国は不公正だ」と言えるので、米国のような国際政
治力の強い国(覇権国)にとって有利になる。つまり、近年の自由貿易体制の
推進は、世界経済の成長に貢献するというより、米国など強国の利益に貢献する
ものだ。中国が最近、米国が放棄した自由貿易体制の推進役に名乗り出てきたの
は、中国が覇権国になってきたことを象徴している。

http://tanakanews.com/150618tpp.htm
大企業覇権としてのTPP

 トランプが「馬鹿」な点は、自由貿易体制を否定することで、TPPなど、米
国が日本などから経済的に収奪できる仕掛けを放棄したことだ。たしかに米国企
業の工場が新興諸国から米国に戻ってきたが、米国の雇用増加にあまりなってい
ない。米企業は、新興諸国の賃金が高くなってきたので、工場のロボット化を大
きく進め、ロボット化によって人件費が安い新興諸国に工場を置く必要がなくな
り、大市場である米国に工場を戻している。トランプのけしかけは、工場の自動
化を促進してしまい、あまり雇用増にならない。

http://tanakanews.com/161213taper.php
トランプの経済ナショナリズム

 TPPなど、NAFTA以降の新たな自由貿易体制の推進は、米国の大企業に
対し、米国の派遣を活用して金儲けさせ、米国の大企業を覇権運用に参加させる
ことで、覇権運営者である軍産の仲間を拡大する意味があった。NAFTAはビ
ル・クリントンの政権が作ったが、クリントンは同時に米国の軍事産業の縮小・
合併も進めており、米国の覇権構造を冷戦時代の戦争主導から脱却し、軍事以外
の一般の米国の大企業や金融界が覇権運営にたずさわる体制への転換をめざした。
ドルと米国債の金融覇権体制が、社債や不動産担保債券などに拡大し、金融界が
米国の覇権を使って儲けられるようになったのもクリントン時代だった。

http://tanakanews.com/150117google.php
覇権過激派にとりつかれたグーグル

 このような、米国の覇権運営者を拡大させてきた構図を、TPPやNAFTA
からの離脱などによって、トランプは次々に破壊しようとしている。トランプの
策は、米国の国益を棄損しているが、世界的かつ長期的な視点でみると、世界の
政治構造を根本から転換することで、これまで発展を阻害されてきた諸地域に発
展をもたらし、長期的な世界経済の成長を引き起こそうとしていると考えられる。

http://tanakanews.com/131122china.htm
世界経済の構造転換

http://tanakanews.com/100620newworld.php
世界経済多極化のゆくえ

 米国の金融覇権の中枢にある債券金融システムは、すでにトランプ就任前から、
中央銀行群がドルを過剰発行して債券を買い支えるQE策によって史上最大の
バブル膨張をしており、いずれ再起不能に大破綻する。金融が大破綻すると、ト
ランプ政権への人気も急落しかねないので、とりあえず金融の延命策が続けられ
ているが、それもいつまで持つかわからない。最近、金融界のあちこちで、もう
すぐ暴落だという予測が示唆されている。

http://www.zerohedge.com/news/2017-07-07/bofa-massive-market-inflection-point-coming-summer-will-lead-fall-crash
BofA: "Massive Market Inflection Point Coming This Summer: Will Lead To Fall Crash"

http://dailyreckoning.com/stockman-most-overvalued-market-history/
Stockman: This Is The Most Hideously Overvalued Market In History

http://www.ft.com/content/a365ef78-5262-11e7-bfb8-997009366969
Record level of investors fear corporate bonds are overvalued

 トランプの覇権放棄策によって、世界は、米単独覇権から多極型覇権への転換
が加速し、メルケルや習近平やプーチンが活躍する、多極的な世界運営が始まっ
ている。対米従属しかやってこなかった日本は、多極型世界を運営する技能が全
く欠けており、安倍首相がG7やG20に出席しているが、他の首脳陣と談笑す
る映像が出まわるだけでメッセージは聞こえてこず、「その他大勢」の一人にな
っている。このテーマでは、まだ書かねばならないことがけっこうあるが、残り
は後日書いていくことにする。



by めい (2017-07-11 04:51) 

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