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青少年育成市民会議理事会で [教育]

 昨日、青少年育成市民会議理事会。宛職で議長役。20人のメンバーのうち半数欠席。「昭和55年にできたこの組織、当時はそれなりの切実な課題があってできたんだろうけど、今は当初の問題は解決していい世の中になったということの反映か。」と挨拶。今年度の活動計画の協議の中で、警察署生活安全課長さんと市中学校校長会代表の校長先生に「今の子どもたち、青少年たちの切実な問題があるとすれば何ですか。」と訊ねてみた。課長さんからはSNSに根ざす性に関わる問題が指摘され、校長先生からはSNSとともに、うまく人間関係をつくれないという問題が出された。そこから出発していろんな意見が出され、少人数なりのいい会になったが、今振り返って私の感想。

 SNSについてはちょうど『プレ・シンギュラリティ』を読み終えたところで、議論の最後の方で市PTA連合会長さんの「SNSについて批判的視点から語ってみたところで、私たち大人が子どもたちよりどれだけわかっているかと言えば、若い人の方がずっと進んでいるわけだから・・・」の意見に共感。

 人間関係の問題については、校長先生は「こういう会議でというよりも、医療、福祉の方での解決になるかと・・・」と言われたが、私はこういう問題こそこういう会議で取り上げねばならない問題なのではと、昨年読んだ生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』を思い起こしつつ思ったことでした。

 

『プレ・シンギュラリティ』、アマゾンレビューしてきました。星は3つです。

 

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プレ・シンギュラリティ.jpg だが、しかし・・・

 

 《数十年前であれば、個人が一生をかけて調査をしたり、研究をしなくては得られなかった貴重な情報が、瞬時にして誰にでも手に入ってしまう現代という時代は、知的好奇心を満たすのには、奇跡的で夢のような時代であるだろう。》211p

 調べものをしていてこのことはよくわかる。「かつてこれだけ書くのにどれだけの手間と時間を要したことか」と。

 《言ってみれば、我々は知識と情報の大海を、有り得ないほどに高速で移動できる船に乗って、自由に冒険しているようなものである。様々な分野や領域にまたがる、無数の知識と情報が、その大海原には無限に横たわっており、そのすべてを我々は訪れて見て回ることができるのである。》212p

 コンピューターの性能は誕生からの50年間で100億倍になった。今後その数字はさらに等比級数的に倍してゆく。いずれ一つのコンピューターが人間の全知性を凌駕する時が来る。その経歴において知と技術の最先端に在る著者にして描き得る夢の世界・・・

 そんな折、しばらくぶりに親しい友人と車で外に出て、小雨に煙る若葉の景色の中でふと感じた、懐かしい遠い記憶が甦るような充たされた既視感。

 私が感じた実存の感覚と著者の描く夢の世界とのこの隔たりは何なのだろうか。人類が積み重ねてきた太古からの体験の重みが持つ、コンピューターが実現するヴァーチャル世界との対極性なのかもしれない。


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