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目からウロコ「世界恐慌が起らない理由(わけ)」 [現状把握]

4月に、スティグリッツ教授「1000兆の国債は相殺すればゼロになる!」という提言をメモっています。そこでこう書いていました。《失笑(?)を買うこともあるが、「トランプ大統領の登場以来世の中が明るくなった」といろんな場で言っている。私の周囲には、ああしたい、こうしたい、そういう希望を持つことの大切さが漲(みなぎ)り始めている、そんな気がする。これまで70年生きてきて、この感覚は初めての体験だ。そんな中、今朝読んだ記事がこれ。「1000兆の国債は相殺すればゼロになる!」、なーんだ、そうだったんだ、「なにも後顧の憂いなく”希望”を語っていいんだよ、”いい世の中”を目指していいんだよ」。イハトビラキのまっただ中、そう思いたい。》

そして今朝の放知技板、「もう世界恐慌は起らない!」の議論に納得。要するに世界恐慌も、ネオコンの影響力後退の中では神話になりつつあります。/なので、ネオコンが大復活しない限り、世界恐慌は起こりません。》そもそもネオコン以外の誰かが損する範囲でしか恐慌は起きない》のです。そしてこう付け加えます。また、戦後は日本という便利なお財布があったので、その必要もなかった。/その流出資産、3000兆円とも!! 世界恐慌よりも儲かりまんな。》「株式投資は合法的な商い」として日本人の発想の転換を迫るフジさんの議論も貴重です。目を醒した日本には明るい未来が待っています。

ちなみに「ネオコン」とは世界を統一し自分たちに都合の良い世界を作ろうとしているグローバリスト・金融資本主義者を指します。ネオコンについてよくわかる説明があります。→https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/neo-conservatism田中角栄を葬った愚をくり返してはならない!」にも転載しています。)


*   *   *   *   * 

481:天然居士 : 2017/08/09 (Wed) 00:33:31 host:*.ocn.ne.jp
ボケ爺には、さっぱり理解できない時代になりました。
年金積立金という国民の老後の頼みの綱を、政府が博打場でかけまくる。
世界の株が上がりっぱなしなら、とてもいことだろうが、そんなことがありえないことはこれまでの歴史が語っている。
世界恐慌がきたら、ベーシックインカムの財源どころか、年金の大幅カットもありうる。
第一、1000兆円を超す国の借金は、ほっておいていいのか。
その昔、「金は天下の回り物だ」と借金をしまくり、博打に狂った近所のアル中おっさんを思い出す。
安倍さんと、女房に逃げられ首をくくったおっさんの顔が重なって見える。

482:フジ : 2017/08/09 (Wed) 01:50:10 host:*.au-net.ne.jp
日本人は皆で投資という意味を考える必要がある。この金は会社にとって優良な資金。優良な法人にたいして資金を提供してやるという意識が日本人には少ない。だから外資に食われて居るという意味が分からない。必死になって働いた利益を外人でも頂けるシステム、合法的な商いが株式投資だ。外人がどれだけ日本株を保有してるか四季報見てみろ。トヨタ叩きで日本のマスコミも同調して叩きまくり安値買いした奴は儲かっただろうが、日本人が総出で当たればこんなことは起きなかっただろう。配当金で暮らす日本の金持ちは多い。ビンボウニンは馬鹿丸出し。

483:堺のおっさん : 2017/08/09 (Wed) 02:50:03 host:*.ocn.ne.jp
481 天然居士様
1000兆円どころか、1200兆円を超えるといわれる国や地方の借金は
1%増で約1兆円の税収増の消費税率を50%にしても返せない。100%なら…
もう一つの方法としては、、節約しまくり年金を全部カットしても返せない。
こんな政策は民主党でもしません。ではどうするか?

国は誰から借金をしているかというと、
途中駅に銀行などもありますが、原資は国民です。
その借金を返すのは当たり前ですが、それを増税や節約で賄うというのは
借金を返すためにさらに追い銭を要求することと同じです。
だから、増税という追い銭での解決をせずに何とかしようという方法があれば
やらないよりもやった方がましです。
しかも、借金の大部分が国外に流出しているのが現実なので、
それこそ、戦争以外の方法で取り戻すことができればそれに越したことはない。
そして…
世界恐慌は、なぜか1929年以降起きる起きるといわれながら起きてません。
一体誰が、世界恐慌の危機を煽っているのか?
ある日、投げ売りに投げ売りが連鎖してあっという間に株価が半分以下になる。
トランプ以降ソロスが何兆円もの空売りを仕掛け、世界恐慌を煽っていましたね。
世界恐慌も、ネオコンの影響力後退の中では神話になりつつあります。
なので、ネオコンが大復活しない限り、世界恐慌は起こりません。
484:堺のおっさん : 2017/08/09 (Wed) 03:12:29 host:*.ocn.ne.jp
>>483
ついでに申しあげますと、世界恐慌で誰が覇権を握ったか?
それこそ、ネオコンが覇権を握ることとなります。
以降90年近く起きていないことはなぜかといえば、
そんなことを起こせば、せっかく握った自身の財産が大きく毀損してしまうから。
だから、ネオコン以外の誰かが損する範囲でしか恐慌は起きない。
また、戦後は日本という便利なお財布があったので、その必要もなかった。
その流出資産、3000兆円とも!! 世界恐慌よりも儲かりまんな。

時は流れ、世界中の政府が通貨を増やしまくった結果、
ネオコン以外の資産も大幅に増えてしまった。
もし経済が「投票」で運営されるなら、もはやだれも世界恐慌は望まない。
世界経済は、ネオコンの操作など受け付けないほどのマンモスになったのです。
だから大海に躍り出てジャンプを繰り返すクジラの活躍は、
世界から歓迎されています。その限り、世界恐慌は起きません。
 

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コメント 3

めい

議論のつづき(1)。まず、mespesadoさん。
《歳出というのは通貨円の発行額、歳入というのは通貨円の回収額に過ぎません。》

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495 名前:mespesado 2017/08/10 (Thu) 00:00:47 host:*.itscom.jp
>>481
> 第一、1000兆円を超す国の借金は、ほっておいていいのか。
 国の借金。← こんな概念にだまされてはいけません。
 少なくとも日本国の会計に「借金」などという概念はあり得ません。なぜなら日本の通貨は「円」ですが、円を発行しているのは国自身だからです。
自分で勝手に発行している通貨が赤字とか黒字などという概念はそもそもありえません。歳入歳出差額というのは確かにありますが、歳出というのは通貨円の発行額、歳入というのは通貨円の回収額に過ぎません。いわゆる「国の会計が赤字」というのは、国の発行している額の方が回収する額より多いことを意味するだけで、「だから何?」です。これは通貨発行権をもたない個人の家計や企業の会計や自治体の会計とは根本的に意味が異なります。
 ただし、それじゃあ日本国は通貨円を無制限に発行して全く回収しなくてもいいのか、というとそうではありません。通貨発行権を持つということは、逆に自分が発行する通貨の価値をコントロールする義務があるということでもあります。発行し過ぎれば通貨の貨幣価値が下落するので、ほどほどにしておかないといけない、ということは言えます。しかし、発行と回収がイコールでなければならないのかというと、そんなことはありません。市場での通貨の流通度合いを見ながら発行額と回収額をコントロールして通貨円の価値を国が望ましい価値に保つのが国の義務になります。ただそれだけのことです。繰り返します。国に、借金などという概念はありません。(付随する問題がいろいろありますので、質問大歓迎です。より詳しい説明をする用意はあります。)

by めい (2017-08-10 03:44) 

めい

議論のつづき(2)。堺のおっさん。
《経済・金融政策で恐慌を予防と治療の出来る時代になっている》のだから「世界恐慌くるくる詐欺」に騙されるな。

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496 名前:堺のおっさん 2017/08/10 (Thu) 01:36:53 host:*.ocn.ne.jp
恐慌とはマルクスが資本論で「資本主義の必然」と説明した
10年ごとに起こる景気のリズムのことでした。
この必然という言葉の呪縛に今もとらわれている。
「いつ恐慌は起こるのか?」
これは答えが絶対に出ない、経済学者のテーマになっている。
大地震はいつか起きる。このことに疑問の余地はないが、
恐慌は必ず起こる。とは言えない。
10年ごとの景気変動を恐慌だともっともらしく説明したのがマルクス。
19世紀の経済条件と全く違う条件下で起きたアメリカ発の世界恐慌も、
パンパンに膨らましておいて、一気に誰かが壊した。
それが、経済世界一の新進国家で起きたものだから
勢い世界に多大な影響を与えた。
次に世界恐慌が起きるとしたら、中国発以外考えられない。
アメリカ発はネオコン自身の資産が壊滅するので起きない。
リーマンショックも、サブプライムローンなどという
そもそも、経済原則を逸脱し、いずれバブル崩壊するとわかっていながら
放置していた結果起きたもの。
他方、中国初の恐慌は習近平の規制政策を見る限り起きえない。

経済・金融政策で恐慌を予防と治療の出来る時代になったと考える。
1929年の世界恐慌は、アメリカという新大陸に移動した
経済の発展を、ネオコンが覇権を握るために起こしたものと考える。
こう言うと、陰謀論ではないかと言う人がいる。
が、似たような手法は日本のバブル崩壊でも使われている。
ソロモン・ブラザーズが「裁定取引」手法でパンパンに膨らんだ
株式市場で数千億円を稼いだといわれている。(規模は小さいですが…)
当時裁定取引は日本で使えるものがいなかった時代。やりたい放題だった。
間違いなく、ソロモンはバブル崩壊を意図的に引き起こしたのです。
恐慌という現象は資本主義の初期に起きた経済の波を説明したもので、
自動的に回復していくものでした。
それを使って、「世界恐慌がくるくる詐欺」に使われているわけです。
恐慌のネタがあるとすれば、
①ソロスなどの「空売り攻勢」
②習近平も手を焼くビットコインでのバブル。
これくらいではないでしょうか。
どちらも、まともではないですね。

by めい (2017-08-10 03:51) 

めい

議論のつづき(3)。相変わらずmespesadoさんの説明がすごいです。まさに永久保存版です。

   *   *   *   *   *

501:飯山一郎 : 2017/08/10 (Thu) 13:24:09 host:*.dion.ne.jp
>>495
>国の借金。← こんな概念にだまされてはいけません。
>少なくとも日本国の会計に「借金」などという概念はあり得ません。
mespesado氏の↑↑この断定には,目の覚める思いがしました.
ちょうど,午睡の後だったこともあるので尚更ですwww

たしかに,国の借金ってのは,政府が発行した国債が大部分で…
国家=政府が発行した国債,あるいは満期が来た国債を日銀に買わせれば…,終わり.

民間の銀行,あるいは誰か第三者からカネを借りた場合,これを「借金」といい,必ず返さなければならない.
日本政府の場合は,日銀からカネを借りたんでしょうが,この借りたカネは返さなくてE~.
こ~ゆ~のは↑↑「借金」とは言わない.
つまり,日本国=日本政府には,「借金」などという概念は有り得ません!
これって↑↑mespesado氏の言うとおりだ.

国家=政府という存在が,イカに恐ろしい存在か! 分からないタコが多すぎるが…
安倍政権になってから,日本国(日本政府)は途轍もないカネの力(金融と株式による支配力)を持ってしまった!ってことも…
分っかんね~だろ~な~.

本日,森永製菓(2201)は,二段下げを否定して暴騰している.400円(6.5%)以上も高い.

502:天然居士 : 2017/08/10 (Thu) 14:15:28 host:*.ocn.ne.jp
いやー、いいことを教わりました。
政府・日銀が通貨をコントロールしている間は、1000兆円の国の大借金も気にすることないのですか。
この分なら、2000兆円ぐらい借金しても大丈夫じゃないですか。
消費税増税をやめるだけでなく、大幅減税し年金もバーンと増額できるじゃないですか。公共投資も
じゃんじゃんやれば、絶対に景気も良くなりますよ。
株取引もかけ事と違って、科学的な判断でやってるから大損しないのですか。
その割には、株ですって財産をつぶしたという話をよく聞きます。政府のやることに間違い
ないのですかね。
財政再建など叫んでいる学者やエコノミストはバカみたいなものですよ。
でも、政府を信頼しすぎて、列島が焼け野原になった例もあります。
政府の言いなりになって、朝起きたらハイパーインフレで年金が、実質限りなくゼロに近
くなった、という悪夢が起きないことを祈りながら、今夜は「スーダラ節」をカラオケで歌います。

503:飯山一郎 : 2017/08/10 (Thu) 16:00:13 host:*.dion.ne.jp
>>502
天然居士さんは…
株式投資は「博打」で,株ですって財産をつぶしたという話をよく聞くし,危険だ!と思い込んでいて…
「株は,博打だ!」「危険だ!」というところで思考停止,判断停止.

「株でスッて財産をつぶしたという話」をよく聞くそうですが…,
素人が商品相場や為替相場(FX)で大損したという話は,私も良く聞きますが…
株で大損して財産をツブす,というのは,素人が無茶苦茶な株のカラ売りをヤッた場合だけ.これ以外は,財産ツブすほどの株式取引は,普通は,制度的に出来ないです.

天然居士さんは,資本主義社会に生きていながら,資本主義の根幹をなす「株式」に関して,「博打だ!危険だ!」と言うだけの認識しかないのは,ハッキリ言って,中学生なみです.

509:mespesado : 2017/08/10 (Thu) 22:18:16 host:*.itscom.jp
 >>495 の続きです。早速お二人の方から質問があったので、それらにお答えする形で説明を進めます。最初はなうしかさんの >>498 の質問から。
> 国の借金は国民の財産というのも、少し違うのでしょうか?

 前稿により、「国の借金」とは、実際は「累積赤字額」、もっと正確に言えば、「累積歳出歳入差額」のことでした。これは、通貨発行権を持たない家計であれば「累積支出収入差額」に他なりませんが、家計の場合には、自分で通貨が作れない以上、この差額つまり通貨の不足分は、どこかから借りてこなければ生活が成り立ちません。つまりこの累積差額は「家計の借金」と同じ金額になります。だから、通貨発行権を持つ国の場合にも、そのアナロジーで「国の借金」という言い方をするのですが、実はもっと「いかにも借金に見えるから」という別の理由があります。
 どういうことかというと、国は通貨を発行できる、と言いましたが、だからと言って国は勝手にお札を輪転機で刷って「作る」ことはできません。なぜならいわゆる「お札」とは、正式には「日本銀行券」という、日本銀行が発行する(無期限・無利子の)社債に過ぎないからです。一民間会社の社債を国が勝手に発行できるわけがありません。
 では、通貨を発行する、というのは実際にはどうするのかというと、税金として回収したお札はそのまま歳出に回しますが、それで足りない分は、国が「国債」という金額を書いた紙切れを印刷し、それを市中で「販売」し、その対価として国債購入者から日本銀行券を受け取ります。国債の購入者はその分日本銀行券を失いますが、かわりに「国債」を手にします。ところがこれは法律上はただの紙切れではなく「有価証券」の一つと見なされ、国に渡した日本銀行券の金額と「等価」な金額の価値を持つと定められているため、国債購入者のオカネの増減はゼロです。これに対し、国債を「販売」した国は、販売代金である日本銀行券を手にすることになるので、その金額だけオカネが増えます。つまりあたかも国が輪転機でお札を刷ったのと同じことになります。ただし、相手に渡した国債には「償還日」というものがあるので、償還日を迎えると相手にそこに印刷された額面と同じ額の日本銀行券を渡さなければなりません。つまり、これは民間の商取引になぞらえると、国債が国の借金の証文のような役割を果たしていることになります。以上が「国の借金」とよばれる第2の理由です。
 さて、ようやく質問の答えに戻ります。日本の国債の場合、その購入者はそのほとんどが日本人、実際はそのほとんどが日本の機関投資家です。ですから、国の借金なるもののほとんどは日本の国民や機関投資家が同額の資産として保有していることになりますから、「国の借金は国民の財産」というのはほぼ正しいと言えます。                 (続く)

510:mespesado : 2017/08/10 (Thu) 23:01:05 host:*.itscom.jp
 >>509 の続きです。次は >>502 の天然居士さんの“質問”です。

> いやー、いいことを教わりました。
> この分なら、2000兆円ぐらい借金しても大丈夫じゃないですか。
> 消費税増税をやめるだけでなく、大幅減税し年金もバーンと増額できる
> じゃないですか。公共投資じゃんじゃんやれば、絶対に景気も良くなり
> ますよ。

 はい。実際にそのとおりなんです。普通はオカネを増やしすぎるとハイ
パーインフレになると言われています。しかしこれは、需要に比べて供給
が不足している場合に限ります。何でかと言うと、ある品物について、需
要に比べて供給が足りないと、最後は取り合いになるからセリの原理で物
価が上がり、生活必需品だとそれでもどうしても欲しいというので諦めな
いでセリにとことん付き合う人が増えるので、物価が天井知らずに上昇し
ます。これがハイパーインフレです。
 しかし、供給過多の現代の日本ではあらゆる分野で供給不足が解消して
いるのでハイパーインフレどころかマイルドなインフレさえも生じること
はありません。かつて不動産バブルというのが生じましたが、これは不動
産は価格が下落することはないという「不動産神話」があったからで、こ
の神話があるために、不動産が必要ない人までが「投機」のために購入し
ようとしたために見かけ上の需要過多(=供給不足)が生じたために起き
たものです。現在では、バブルの崩壊で「不動産は価値が下落することが
ある」と学習した国民は、「投機」のために不動産を購入することもなく
なり、従って不動産のような「新たに生産できないモノ」に対しても供給
不足が解消してしまったため、最早どこにもインフレは生じ得ない体質に
なってしまっているのです。
 以上、目出度し、目出度し、と言いたいところですが、一つだけ問題が
あります。オカネをどんどん増やしていっても一向にインフレにならない
からと、どんどん増やしていくと、その増えたオカネはどこに行っている
のでしょうか?これらは、いわゆる箪笥預金、つまり内部留保として個人
または企業に使われることなく溜まり続けているわけです。これらの内部
留保は、ある程度の金額までなら「将来の生活の不安・倒産の防止」とし
てプラスに働きますが、あまりに桁外れに溜め込まれるようになると、必
ずこれを使って“悪さ”をしようとする連中が現れます。いわゆる敵対的
買収とか株価の操作などで。ですから、あまりに多額の内部留保を溜め込
んだ人や組織に対しては、これを何らかの形で“回収”する必要があるか
もしれません。                      (続く)

512:mespesado : 2017/08/10 (Thu) 23:31:06 host:*.itscom.jp
 >>510 の続きです。引き続き >>502 の天然居士さんの“質問”です。

> 株取引もかけ事と違って、科学的な判断でやってるから大損しないので
> すか。
> その割には、株ですって財産をつぶしたという話をよく聞きます。政府
> のやることに間違いないのですかね。

 株が博打だというのは、よく耳にする言葉ですが、これはデイ・トレード
のように、短期で売買を繰り返すという取引をしている場合の話ですね。こ
れだとビットコインへの投資や為替売買で設ける人と同じで、まさしく博打です。 
 しかし、株の本来趣旨に基づいた取引と言うのは、博打とは無縁のものです。これを理解するには、本来の株の意味とは何かという話に立ち返って理解する必要があります。
 もともと株式投資というのは、産業革命以降、起業の才能はあるが、設備投資のための資金を持たない人が、金持ちに呼びかけて資金を拠出してもらい、無事事業が軌道に乗ったら利益の中から株式配当として資金を拠出した人に還元する、という仕組みです。ですから、本来は株を購入した後は、払った資金は、預貯金とは違って「戻ってこない」のです。その代わり、資金を拠出した企業が倒産せず順当に利益を上げている限り永久に配当を貰い続ける、という気長な経済行為に参加しているということになります。
 これは、当然企業の収益が悪化して配当金がもらえなくなったり、最悪の場合は企業が倒産して株券が紙くずになるリスクがありますが、もともと金持ちが自分の生活費には必要ない余裕金を「道楽として」投資しているわけですから、誰も困らなかったのです。
 しかし、どんな金持ちでも不測の事態ということがあり、急に資金が必要な出来事が生じることがあります。そこで自分が購入した株の、それ以降の配当金を貰う権利を他人に売却する、という方法で資金を調達する、という行為が発生します。これが株の売却という行為です。
 ところで、株には時価という概念がありますが、これは将来貰えるはずの配当金全体の現在価値を決めようと言うことで導入された概念です。なぜそんな概念が必要になったのかと言うと、ある会社が機関投資家として他社の株を購入したときに、決算のとき資産と負債をきちんと金額で評価しなければならず、購入した他社の株も何らかの方法で現在価値を計算しなければならないからです。しかし、将来の配当額の変動なんて、まさに「神のみぞ知る」わけですから、人間に計算できるはずがない。そこで、同じ株を持つ誰かが市場で誰かに売却したときの値段をもって、その株の現在価値であると人工的に定めるわけです。ですから、自分の持っている株の時価が○○円だからといって、実際にそれを売却したときその金額で売れるとは限らないわけです。ともあれ、株の現在価値などというものは、実際に売却しなければ意味のないものであり、大切なのは、細かな現在価値の変動がどうなっているかではなく、将来的に安定して配当収入があるかどうかです。 
年金の積立金を株で運用するというのは、売買トレードで儲けるというのではなく、一旦買ったら原則持ちっぱなしで受け取った配当金を年金加入者の年金に割り当てる、というつもりで購入するわけです。時価の方は一過性の「株の暴落」のような出来事で変動するかもしれないので貸借対照表上の価格変動は生じるかもしれないけれども、この「時価」というものは年金支払の確実性とは直接関係がありません。年金支払の確実性に直接関係するのは配当金のキャッシュフローの方であり、これは、将来性があり堅実に収益を上げている企業の株だけを、しかも分散投資の形で購入している限り、大きな被害を蒙る心配はないわけです。
                            (おしまい)
by めい (2017-08-11 02:13) 

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