So-net無料ブログ作成

副島理論の検証(1)「レイシオ」の思想 [副島隆彦]

副島隆彦氏は世界の「希望」を逆撫でするように、3月2日に米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』、5月19日に迫りくる大暴落と戦争〝刺激〟経済』と2冊の著作を刊行した。5月17日以降の米朝首脳会談をめぐるせめぎ合い(放知技板248以降)は、「あるいは副島氏の予想もありうる」感を抱かせた。 

副島氏いわく副島img20180517225638.png《これからの日本及び世界の経済はどうなるか。私の予測、先見(せんけん)は、大きくP7の図(→)のとおりだ。この本が出て近いうちに株式市場で2回ぐらい大きな山が来るだろう。なぜなら、株式の次の暴落に対してアメリカは戦争〝刺激(しげき)〟経済(War boosts Economy. ウォー・ブースト・エコノミー)でなんとかエンジンをブオブオと吹かして景気を上げようとするからだ。/ トランプは「北朝鮮の金正恩に会う」と言ったが、この米朝の話し合いは、短時間でだめになるだろう。世の中に不安感が広がる。それで投資家も心配して、NYダウと日経平均はだーっと1回落ちる。1000ドル、2000ドル落ちる。日経平均も1000円、2000円ぐらい平気で落ちる。/ トランプは、ここで戦争(せんそう)によって経済を刺激する、押し上げるまさしくWar boosts economy.(ウォー・ブースト・エコノミー)を仕掛ける。戦争“刺激”経済とは、まさしく、「米軍による北朝鮮への爆撃」のことだ。戦争で経済を刺激する、のである。景気の落ち込みから脱出するためのアメリカの手口だ。》 
副島氏の判断の基盤は「レイシオ」思想である。いわく《私は、最近は、レイシオあるいはラチオという西洋思想について考えている。このレイシオ ratio の思想をはっきりと掲げることによってしか、私たちアジア人は、欧米人と理解し合うということは出来ないのではないか、とまで考えている。》《細かい学問的なことを説明しだすと難解になるので日本人に分かるように、明瞭にずばりと書こう。レイシオとは、「お金の計算の思想」のことだ。》
「レイシオ」の思想に対置されるのが「正義(ジャスティス)」の思想。私は、正義justice ジャスティスとは何か、についての極めて簡潔な定義を、たいしたインテリでもないごく普通のイギリス人から、昔、ロンドンで教わったのである。私はこの時は本当に驚いた。その平均的なイギリス人から明解な答えが返ってきたのである。 彼曰(いわ)く、ジャスティス(正義)とは、 • 神や宗教にかかわらないこと。 • 学問的事実(scientific facts サイエンティフィック・ファクト)にもかかわらないこと。 • その上で、俗世界のことに関して善悪の判断を下すこと。これが正義である、と。つまり 宗教家ではない世俗の人である裁判官(judge ジャッジ)が、俗世界(現実世界)での争いにおいて、「Aさんが悪いから謝れ」とか、「Bさんの方が300万円賠償金を支払え」とかを判断する。これを正義と言うのである。》
そして言う。《今後、日本人がアメリカ人と対等に渡り合える、あるいは理解し合おうとすれば、それはどうしてもこのレイシオの部分であると思う。正しい間違いを言わないで、レイシオの思想に限定して、「大人になって」全てをビジネス・ベースで考える、利益ベースで考える場面でなら日本人も彼らと同一次元で十分格闘できる。正しい、間違いではないのだ。もちろん、好き嫌いでもない。この30万円はあなたの取り分で、こっちの70万円は私のだ、と主張するだけなのだから。このあたりの金銭計算の冷酷さなら恐らく日本人も負けないだろう。/だから日本人が、このラチオ、レイシオの思想を明確に自覚できさえすればれば、欧米近代人と自覚的に橋渡しをすることが出来て、互角に相手にされるのだ。それは突き詰めれば、「金(かね)の計算の思想」なのである。それでいいと思う。私は、欧米人と現に日本人はここで、ここでのみ対等でありえたし現に対等であると考える。反対にレイシオ以外のところに土俵を持ち込む限り、日本人は彼らとは同じ神も正義論も共有していないのだから思考の根底から違うから、世界基準の理屈のところではイチコロに負けるだろう。あるいは日本国内でしか通用しない勝手な理屈をこねて、ひとり相撲に終わってしまうだろう。/このラチオの概念を日本語でもっと整理して明確にして、外国の企業や政府と交渉するビジネスマン層でも分かるようにして、欧米との同一場面における競争ができるようにならなければ、日本に未来はない。It's a matter (あるいはproblem) of ratio . 「それは、レイシオの問題ですね」と平然と私たちが欧米人に言えるようになればいいだけのことだ。そうすれば、相手が、「そうなんだよ。まさしくその通りなんだ」 " Exactly, you are right . " という返事が必ず返ってくるだろう。これで日本人は欧米人と対等の土俵に立つことが出来るのだ。》
しかし時代は、大きくゆさぶられながらも、副島氏の理解を超えて変わりつつあるのではないか。(つづく)

 

nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

めい

「副島理論の検証(2)」がなかなか書けないでいますが,飯山御大と堺のおっさんの発言、書こうとしている(2)に関連しそうなので、ここにメモっておきます。
《副島隆彦センセは,「米国の株式市場は終わった!」と確言していましたが…,またもや大ハズレ!www》たしかに。なぜ副島氏はハズレまくるのか。「時代は、大きくゆさぶられながらも、副島氏の理解を超えて変わりつつある」のです。

   *   *   *   *   *

582:飯山一郎 : 2018/06/05 (Tue) 23:09:04 host:*.dion.ne.jp
>>581
ままりんさん
吹けば飛ぶよ~な一般市民が,安倍・麻生を支持する!などと今さら表明したって屁のツッパリにもなりません.
「政治」は,淡々と見ているだけがE~のです.
なお…
モリカケ騒動は,野党や朝日新聞の倒閣運動のよ~に見えますが…,
野党や朝日新聞の倒閣運動(支持率引き下げ運動,ネガティブ・キャンペーン)も…
これまた屁のツッパリにもなりません.

政治の真相は,表面的な動きとは全く違う深層にあります!
それ(真相と深層)を書いておきます.

いつまでたってもモリカケ騒動が収束しないのは…
じつは,安倍・麻生の深謀遠慮なのです.
ど~ゆ~ことか?

安倍と麻生は…
とくにモリトモ騒動を延々と長引かせることによって…
財務省事務次官や国税庁長官のクビを叩き斬って…
最強官庁=財務省の弱体化に成功しました!

日本の政治の深層にあるのは,官邸と財務省の熾烈な闘い(殺し合い)です.
(何十年も続いてきた)その壮絶な闘いにおいて,今回,官邸は,財務省の弱体化に始めて成功したのです.
それは,すべてモリカケ騒動のお陰なのです.

モリカケ騒動は,もっともっと,いつまでもいつまでも続いたほ~がE~のです.
日本政治の最大の問題は,「官僚支配」(とくに最強官庁・財務省の支配)です!
安倍晋三の官邸は,財務省の弱体化に成功したといっても…,勝負・勝敗は,まだまだ最終決着には至っていません.
野党や朝日新聞の「チカラ」を借りて,もっともっと財務省を叩いていかねばなりません.← いまココ


583:飯山一郎 : 2018/06/05 (Tue) 23:22:05 host:*.dion.ne.jp  
今夜のナスダックは,7640ドルを達成!
3月13日に付けた7637ドルを抜き,史上最高値をつけました.
副島隆彦センセは,「米国の株式市場は終わった!」と確言していましたが…,またもや大ハズレ!www
そんなことより…
2018年(平成30年).
時代は…,世界は…,アジアは…
「戦争の時代」から「平成(うち平らかに,そと成る)の時代」に入っていきます!
ワシらも,発想と生活(考え方と生き方)を大きく変えていかねばなりません.

放知技は…
世界と時代の真相(深層)を読み抜き,読み解く!
その先頭を走りましょう!.


584:堺のおっさん : 2018/06/05 (Tue) 23:23:36 host:*.ocn.ne.jp
安倍総理は、7日トランプと首脳会談を予定。
米朝会談の打ち合わせといったところだが、
12日のシンガポール会談が既成事実化しつつある中で
いったい何を意見交換するのか?

>>521:飯山一郎御大 で…
>日・米は,“苦しい立場”に追い込まれていることは間違いなく…
>だからこそトランプは,いったんは中止を宣言した米港首脳会談をやろう!と言い出したのだ.
>安倍晋三が7日,慌てて訪米,密談を交わすのだろうが…,妙案はあるのか?
>ない!と,ワシはおもう.
と述べられたが…
いわゆる、「蚊帳の外」であるということとは少しばかりニュアンスが違う。
実のところ、朝鮮半島問題では日本は元々当事者の立場にない。
朝鮮戦争の当事者ではないからだ。
過去の北朝鮮の非核化がテーマの6者協議会とも土俵が違う。
誤解を恐れずに言えば、日本は元々蚊帳の外以外の立場は取りようがない。
したがって、アメリカ(トランプ)の口を通してしか関わりようがない。
「最大限の制裁」を言い続けたのも、北朝鮮の非核化に対応した外交であって、
朝鮮半島の非核化となると、間接的にしか関われない。

大局的に見て、この「蚊帳の外」外交は政治は結果が全てという原則から言えば
実は成功を収めつつある。
北とも敵対せず、次の時代の厄介な課題である中国ともことを構えず、
アメリカに恩を売り、挙句、いずれ韓国から撤退する米軍の受け皿となり、
日本の国防を準備していく猶予期間を稼ぎ、アメリカ(トランプ)の代わりに
台頭する中国、統一を目指す南北朝鮮、これらと渡り合える立ち位置を
ロシア(プーチン)と連携しつつ確保したとも見える。

できないことはできない。ならば、次の局面での発言力を準備するのも
結果がすべてでもある政治の在り方ではある。
私は安倍総理の「蚊帳の外」外交を結果オーライと評価する。

by めい (2018-06-06 05:26) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。