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堺のおっさんによる北朝鮮講座(付・トランプ大統領 東アジア歴訪の意味) [現状把握]

「今いちばん行ってみたい国は北朝鮮」と言って怪訝な顔をされたことがある。しかしそれは本気だ。北朝鮮、金正恩国家主席を見る日本人の目は曇らされている。
「放知技」板前記事とともにメモってきたのが、堺のおっさんの北朝鮮についての議論。トランプさんの東アジア歴訪の意味についてもよくわかる。だれも戦争を望んではいない、ネオコン勢力以外は。ただし、そのことが明らかになればなるほど「暴発」の危険性は高まる。それがいまだ。その警告でもある。油断はできない。(太字 転載者)
*   *   *   *   *
308:堺のおっさん : 2017/11/02 (Thu) 19:19:58 host:*.ocn.ne.jp
https://sptnkne.ws/fQQf
金正恩のアメリカ本土に届く核ミサイルの開発は
在韓米軍の撤退につながり、韓国の体制崩壊につながる…と
ベトナムで米軍が撤退することで体制が崩壊したように、
同じことを狙っているという亡命高官の証言をそのまま受け入れてよいか?
これは、ファンタジーだと思う。
ベトナムでは、米軍が叩き出されたのであって、自主撤退したわけではない。
教訓をなぞらえた、金正恩がやってくるぞという悪質な反北プロパガンダだ。
金正恩の戦略は和戦両用で、それを担保するのが核ミサイル。
まずは、休戦ラインの撤廃であって、直接南進する準備はあっても
それのみではない。
338:堺のおっさん : 2017/11/03 (Fri) 20:37:46 host:*.ocn.ne.jp
>>308 つづき
国際関係を理解するうえで、スプートニク以上に有益なソースはない。
ロシアのプロパガンダであることも考えたうえで読むことは有益だ。
https://sptnkne.ws/fRvK
ロシアの方針は、武力解決でもなく、経済制裁でもない。
大国(アメリカ・ロシア・中国、そして日本)が協力すれば
国際関係で解決できない問題はほとんどないといってよい。
しかし、それでは困る勢力=ネオコンがこの協力関係の構築を阻んでいる。
北の戦略=本音は38度線の休戦ラインから国境への正常化。
その上での南北統一。

国際的非難をあえて受けながらもなぜ、核・ミサイル開発を進めてきたのか?
国際関係で、国家同士の対等とは何かを考えれば分る。
他国から侵略をうけない実力を持った国家以外に、
他国との対等な関係の構築などあり得ない。
金正恩はそれを手に入れようとしただけであり、
これを非難する人間は何もわかっていないとしか言いようがない。
この実力を半ば手に入れた北は生存をかけてこれを放棄することはない。
その上で、大国が協力するということは…
大国と対等な関係を望むなら、国家としての責任を北も果たせ!
それができないなら、火遊びは止めろ! ということ。
地政学的に見れば、北朝鮮ほど極東で重要な地理的条件の国はない。
なんせ、中国・ロシア・韓国(日本)と国境を接し、
イムジンガンまですでに伸びた鉄道をつなぎ、経済発展に参加すれば
それだけで、北朝鮮は高度成長軌道に乗る。
安価な労働者を供給するだけの後進国から、
先進国に迎え入れるから、その責任を果たせ。
この道を開けば北朝鮮は水を得た魚のごとく国家のあり方を変える。
瞬く間に韓国に追いつき、南北の連邦国家ができるだろう。
それを保証するのは北朝鮮の地政学的特権だ。
 

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mespesadoさんによる1億人のための経済講座 [現状把握]

「放知技」板でmespesadoさんが連休中、『「アベノミクス」の真相』(浜矩子 日経新書)の書評として書きつづけた「経済の見方」がすごい。つぎつぎに目からウロコが落ちて(目の曇りが晴れて)、経済がよく見えるようになる。「よく見える」ということは「自分の感覚が信じられるようになる」ということだ。これまでもmespesadoさんの文章はあちこちにメモらせていただいてきたが、このたびの連載をあらためて「1億人のための経済講座」としてメモらせていただく。「万人のための・・・」という言葉がはじめ思いうかんだが「1億人のための」にした。まだ未完なので、続きはぜひ「放知技」板に行ってリアルタイムで追って欲しい。飯山氏のコメントmespesadoさん自身のコメントも出る。(太字 引用者)
*   *   *   *   *
332:mespesado : 2017/11/03 (Fri) 16:03:55 host:*.itscom.jp
 久しぶりに書評を書きたいと思います。今回取り上げる本は、浜矩子の『「アベノミクス」の真相』です。この本は、安倍政権の経済施策である「アベノミクス」を批判する本であり、2013年の5月に初版が出たもので、アマゾンの書評でも評価が最低と最高の両極に分かれている、というものです。
 まずはこの本の支持者、すなわちアベノミクス批判者のコメント:
> 日本の経済は成熟期を迎えており、低成長時代に入っている。
> そのこと自体は悪いことではない。地球の資源には限りがあり、
> 環境問題や地球温暖化も重要な課題となってきている昨今であ
> る。むしろ、全世界的に持続可能な社会を模索する段階に入っ
> てきたと言える。もはや成長は必要なく、真に豊かな社会とは
> どのような社会なのかを経済的側面からだけではなく考えてい
> かなければばならない段階にきたと言える。
> それなのに、安倍政権はそれと真逆なことをやろうとしている。
> この本の中でアベノミクスの本質が明快に述べられており、ギ
> ンギラギンのアベノミクス。時代錯誤のアベノミクスであるこ
> とが、明快に指摘されている。
> 真の経済成長に結びつかずバブルを生むだけの金融政策。時代
> 錯誤の財政出動。ギンギラギンの成長戦略。この本を読んで、
> アベノミクスは大企業重視に偏った政策であり、しかしそのこ
> とが逆に経済の破綻を引き起こす危険を持っていることがよく
> 分かった。これからは持続可能な社会、成熟した社会を作るた
> め、富の再分配や経済だけによらない豊かさを追求する時代に
> なったのだと思う。アベノミクスはこれと真逆な政策なのだ。
> 浜さんはテレビでも歯切れよく痛快な持論を展開するので注目
> していたが、さらなるご活躍を期待する。今後の日本の進むべ
> き方向への提言を展開されることを期待する。
 次に、この本の批判者、すなわちアベノミクス賛同者のコメント:
>  この本を最後まで読めた人は感心します。とにかくつまらな
> い内容で私は数十ページを読んで放っていました。あまりにも酷
> い内容だったのでアマゾンのカスタマレビューにでも投稿してお
> こうと思ったのですが、最後まで読んでないので批評も出来ませ
> ん。そこで、もう一度取り出して最後まで読みました。
>  結局、この著者が言いたいことは、成長より分配ということで
> す。安倍政権は経済成長を目指すより、分配を重視すべきだと説
> いています。「弱者を見捨てるな、生活保護をもっと充実させろ」
> と書いています。そのためには法人税も増税しろという意見です。
>  世界では「市場」か「分配」かの議論はとうの昔に終わってい
> ます。「分配」で成功するのなら、ソビエトや北朝鮮は繁栄して
> いるでしょうし、JALが倒産したりはしなかったでしょう。この
> グローバル競争の時代によくもまぁこういう古い考えの人がまだ
> いるのですね。私は、格差はある程度は仕方がないと思います。
> 必要なのは結果の平等ではなく、機会の平等です。
>  この著者は世の中の話題に便乗して本を売ってやろうという意
> 図が見え見えです。今度は中国危機のようなタイトル本も出した
> ようです。どうせ中身がないのだろうと推測します。
 何やらサヨとウヨ特有の感想という感じで、私はこのどちらの意見にも納得できなかったので、やはりきちんと購入することにしました。と言っても、アマゾンで1円で売ってたのでそれを購入したのですがw
 読んだ結果は、まあ著者のサヨク史観による主観も反映しているのですが、著者の意見の部分は置いといてファクトの部分を読むと、アベノミクスなるものが一体どういうものなのかを手軽に知るには丁度よい本だとは思いました。具体的な感想は順にアップしていきたいと思います。(続く)
342:mespesado : 2017/11/04 (Sat) 00:39:46 host:*.itscom.jp
>>332 (続き)
 まず最初は「はじめに」から。
 著者は「レーガノミクス」を引き合いに出します。レーガノミクスとは、1980年代にレーガン大統領が実施した「供給力を高める」ことを目的とした経済政策で、それまで続いていたスタグフレーション(経済は不況なのに物価が上昇する)を解消するため、「減税」によって労働意欲を向上させ、国内生産力を高めて経済を立て直すことをもくろんだのですが、実際は当てが外れてそっちは機能せず、もう一方の物価上昇を防ぐため、輸入物価が下げるために「通貨高」政策を行ったところ、輸入が増えて、消費が増えて景気が良くなった(いかにもアメリカ人らしいw)、という結果は良かったけれど当初の想定とは全然違った顛末での「成功」だったわけです。
 著者は、だからレーガノミクスは実はまやかしである。従って、同じく「~ノミクス」と名づけた「アベノミクス」もまやかしである、という印象操作を行っていてイヤらしいのですが、実はこれ、あとで詳しく説明しますが、ある意味当たっているのです。ただし、レーガノミクスは当てが外れた副作用として、輸入増により膨大な貿易赤字を生んでしまうのですが、アベノミクスでは、当初狙っていたインフレターゲットが機能していないにもかかわらず景気の方は向上し(いかにも日本人らしいw)、しかも副作用がほとんど無い、という大きな違いがあります。 (続く)
346:mespesado : 2017/11/04 (Sat) 16:57:12 host:*.itscom.jp
>>342
 さて、全体は
Chapter1 ~「黒田バズーカ砲」は何を狙っているのか?~
     これが安倍政権の「金融政策」の真相だ!
Chapter2 ~「浦島太郎」のバラマキは何をもたらす?~
     これが安倍政権の「財政政策」の真相だ!
Chapter3 ~「日本を取り戻す」必要はあるか?~
     これが安倍政権の「成長戦略」の真相だ!
という3つの大きな章から構成されています。
 まず最初の Chapter1 ですが、まず著者はアベノミクスの目玉である「異次元緩和」を、1990年代のイギリスの例を挙げて、これでは「資産」については「インフレ」になる(つまり「バブル」を引き起こす)けれども、肝心の「実物」経済については「デフレ」のままに留まるから、これではとても「リフレ政策とは言えない」と批判します。
 つまり、イギリスの例では、いくら「オカネを刷って」も、それは不動産の投機に向かっただけで、通常の消費財などに対してはインフレを引き起こさなかったから、アベノミクスでもそうなるだろう、というのです。
 次に、著者は2013年に打ち出されたアベノミクスの「量的・質的金融緩和」の概要:
① 2%というインフレターゲットを2年を目安に達成する。
② 長期国債や投資信託をジャンジャン買い入れる(すなわち市場にあるこれらの有価証券を引き取り、現金に変換してばら撒く)。
③ 金融政策の目標を、「金利」のコントロールから「オカネをばら撒く量」のコントロールに切り替える。
④ もう引き下げる余地の無い短期金利だけでなく、長期金利も引き下げ るため、長期国債もジャンジャン買い入れる。
⑤ 不動産投資信託もジャンジャン買い入れる。
を掲げます。これらのうち②と⑤はリスクの高い有価証券をリスクの無い現金に換えてあげるよ、ということですから、要はリスクを気にせずどんどん投資しなさい、そのために、証券を発行する側も、満期時に返せるあてが多少怪しくてもどんどん借金をして設備投資しなさい。リスクは国が被ってあげるから、という意味になります。
 これを評して、著者は「なんのことはない。要は、日銀が『バブル製造装置』と化すということである。」と結論付けています。
 次に、著者は上記の政策概要の続きに書いてある「資産買入等の基金(=リスク資産の購入に対する一定の歯止めとなる枠)の廃止」と「銀行券ルール(=日銀による国債の購入の歯止め)の一時適用停止」について、「失われる通貨節度」という見出しのもとで、「チーム・アベは『バブル製造装置化すると同時に、これまで、日銀が懸命に回避しようとしてきた『国債買い取り専門機関化』の道に大きく踏み出すことになる。」と評しています。
 次に著者は、リーマンショック以降、世界が自国の通貨安を目論んで、量的緩和合戦をしてきたこと、しかしこの施策は外国にとっては通貨高になって輸出に支障をきたすので「外国に迷惑がかかる」から、欧米諸国はそれなりに外国に気配りをしながら量的緩和をしてきた。そして前日銀総裁の白川氏を欧米とともに節度を守ってよくやったと評価しています。つまり裏を返すと、今の安倍・黒田体制が外国に気配りもせず利己的に量的緩和に邁進している、と非難しているわけです。
 そして、「中央銀行が政府のための金貸し業者と化してしまえば、経済的国家主義の横暴への歯止めがなくなる。」「中央銀行に独立性がないということは、その国の民主主義体制が脅かされるということにもつながるのだ。」と批判します。
 次に、アベノミクス効果で「高額消費も増え始めた」と言われていることに対して「庶民の賃金は上がらずデフレも終わらない」と主張し、挙句は「切羽詰った人々がいわば生活防衛型投機というべき行動に出ることにな」る恐れがあるとまで主張しています!
 更に、通貨安競争になって「デフレの押し付け合い」になるとか、「量は増えるわ、信認は低下するわ。こんな具合では、いつ、日銀券が紙切れと化すか、解らない。」とか、企業のグローバル化に鑑み、「輸出企業といえども、円安が一義的・全面的にプラス要因だとは決して言えない状況になっている。」とか、ディズニー映画にもなった「魔法使いの弟子」の物語を引き合いに出して、「実物デフレ状態に何ら変化のないままで、資産インフレだけが洪水と化して猛威を振るう。そんな状態になりはしないか。」と恐怖を煽っています。
 以上が Chapter1 の内容の概要です。次に著者のこれらの批評に対する私の意見を述べたいと思います (続く)
351:mespesado : 2017/11/05 (Sun) 12:17:33 host:*.itscom.jp
>>346
 さて、私は今まで「日本はオカネをいくら刷ってもインフレにならない」と何度も何度も説明してきました。にもかかわらず、政府はインフレターゲットと称して年2%程度のインフレを引き起こすことによってデフレを解消しようとしているのは何なんだ、と疑問に思う人も多いでしょう。
 事実、高度成長期の日本では、実際に穏やかなインフレ(年間で約4%)が続いていたわけで、何で今日の日本でそれが再現できないんだ、と疑問に思ったとしても無理はありません。
 しかし、この「経済が健全に回っていれば穏やかなインフレになるはずである」というのは、皆当たり前のように思っていると思うんですが、本当に「当たり前」なんでしょうか?
 皆さんは、何となく、「高度成長期って、需要がどんどん拡大して供給不足だったんだろ?だったら需要・供給曲線に関する経済学のイロハにより、供給不足なら値段が上昇するのは当たり前じゃないか」と思っていないでしょうか?
 でも、高度成長期における穏やかなインフレって、実はそんな単純な原理で生じていたわけではないんですね。
 消費財には、大きく分けて、産業革命以降の大量生産によって供給される「工業製品」と、従来型の人手による「労働集約型の生産物」である「農業製品」2つのタイプに分かれます。で、「三種の神器」などと呼ばれ、あこがれの、しかしいつかは手に入る「白物家電」のようなものは前者であり、こちらは「供給不足」どころか、旺盛な設備投資と技術革新によりその一時的な供給不足を補って余りある生産能力の充実により、むしろ価格は安くなってきていて、穏やかなインフレ、すなわち価格の上昇の主原因となってきたのは後者の方なのです。
 この間のからくりを順を追って説明すると以下のとおりです:
 まず「白物家電」に代表される「工業製品」は便利だから、その存在を知れば皆欲しくなる。だから徐々に金持ちから順に買い始めて、爆発的に売れるから「工業製品」の企業は儲かる。ここで「労働争議」の儀式を経て、従業員も給料がどんどん上がるので、あこがれの「白物家電」が買えるようになる。ところが「農業製品」の方は、人間の胃袋には上限があるのでそれほど販売量が増えないから収入は増えない。だけど「白物家電」は欲しい。そこで、農家やその販売先の商店では、単価を上げる、つまり「値上げ」をすることによって収入を増やす。これでこれらの業種の従事者も「白物家電」が買えるようになってみんなハッピー。というプロセスを経たのでした。
 もちろんここで「工業製品」とか「農業製品」と書いたのは、あくまでもラベルであって、例えば工業製品でも「文房具」とか「電球」とかの消耗品は「農業製品」に含まれるし、「生鮮食品を扱う個人商店」も「農業製品」とみなされます。
 上で注意すべきは、モノの値段が上がるに際して「セリの原理」がどこにも登場していないことです。「需要・供給曲線に関する経済学のイロハ」で需要が増えると値段が上がるという原理は基本的に「セリの原理」ですから、高度成長期にゆるやかに物価が上がったのは、このように、「経済学のイロハ」とは違う原理によるものであったのです。
 ですから、平成も終わろうとしている今日、同じ原理によって穏やかなインフレを起こしてデフレ脱却を実現しようと考えている人は、このことに気付いていないんではなかろうか、と思われるわけです。(続く)
353:mespesado : 2017/11/05 (Sun) 13:33:15 host:*.itscom.jp
>>351
 前稿で高度成長期に緩やかに物価が上がった真の原因いついて説明しました。そして、そのカラクリが機能するに際して、重要な役割を果たす「時代の特殊性」があったことを忘れてはいけません。その特殊性とは、
① 「白物家電」のような、あるとあまりにも便利で絶対欲しいと思わせるような商品がいろいろ存在し、かつそれらの業種に従業する国民がかなりのウェイトを占めていた。
② 「農業製品」従事者が「値上げ」をしようと思えば自由に値上げできた。
という2点です。
 当時と今日の経済環境を比較した場合、一番違うのが、この2点です。
 まず①ですが、今日では「白物家電」に対応するような商品は見当たりません。一番最初の「白物家電」は「冷蔵庫」「洗濯機」「(白黒)テレビ」の「3種の神器」だったと思うのですが、それまでの洗濯板での力仕事に比べたら、洗濯機って家事労力に天国と地獄くらいの差がありますし、冷蔵庫が無かった時代は一々食べる直前に買い物しなきゃいけなくて、昭和の前半には牛乳は一晩置くと腐るから朝の「牛乳配達」なんていう制度がありましたし、とにかくその便利さと言ったら「革命的」でした。
 これらがほぼ普及し尽くしたころ、次の「3種の神器」になったのは別名3Cと呼ばれる「車(カー)」「クーラー」「カラーテレビ」でしたか。これらは白物家電程ではないにしても、「一度使い始めたらもう戻れない」というほど便利なものでした。
 しかしその後はこのような製品は現れなくなりました。確かに「オーディオ」とか「パソコン」とか「ゲーム機」とか「スマホ」なんてものが出てきますが、これらは「どうしてもすぐ欲しい」というほどではないし、それが当たり前に普及する頃にはあまりに安くなって「消耗品」並みになってしまうので、現在では「農業製品」の側に属する商品と言っても過言ではないでしょう。このことが、現代では「どんどん売り上げが増えてその業種の羽振りが良くなる」というプロセスが生じない原因となっています。
 次に②ですが、一人の人間が「値上げ」しようとしても、同業者が追随してくれないと、自分だけ売り上げが落ちてしまって意味が無いわけですが、当時は農協がしっかり農家に君臨していましたし、食管制度というものもあったので、組織として値上げに踏み切るということができたのです。また商店については、昭和の当時は大店法というのがあって、個人商店がしっかり保護されていましたから、どんな商品も、駅前の商店街の特定の店から買うよりなく、複数の店による競争もなかったから「安心して」値上げができたのです。その後大店法が廃止されるに至り、「値上げ」したらスーパーに客を取られる個人商店は値上げもままならず、次々に廃業になり、駅前に大量の「シャッター通り」が出現したのはまだ記憶に新しいところです。
 このように、本質的な部分で昭和の当時と環境が大きく異なるため、物価が上がる要因がすべてなくなってしまったわけです。  (続く)

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『東アジア動乱』(武貞秀士)を読む [現状把握]

東アジア動乱.jpg第3回東方経済フォーラム(2017.9.6~7  ウラジオストク市)で、プーチン大統領が北朝鮮に対し、「米国に脅されても挑発に乗らず無視して、露中や韓国(や日本)と一緒に、鉄道やパイプラインをつないで経済開発しようよ」と提案し、それに日韓中も前向きだったという。軍事解決によらない北朝鮮問題の解決の可能性が一気に広がる。アメリカによる支配に馴された戦後日本感覚にとって目からウロコでもある。

ユーラシア大陸側から見れば、日本列島は太平洋のフタの位置に在ることから説き起こし、《東アジアに動乱の兆しあり。/しかし、そのまま傍観していてはいけない。対立と紛争を防止するための鍵は日本が握っている。》(235p)で締めくくるこの書は、東方経済フォーラムにおけるプーチン提案の地政学的背景を納得させてくれるとともに、このフォーラムへの安倍内閣の積極的関与におおいに期待と希望を抱かせてくれる。2015年1月発刊のこの書であるが、今こそ読まれるべき本と思えました。

逆さ地図.jpg

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コンピューター機能が停止したら・・・ [現状把握]

ミサイルよりも電磁波パルス攻撃が現実味がある。コンピューター機能が停止したら今のくらしはどうなるか。プレ・シンギュラリティ 人工知能とスパコンによる社会的特異点が迫る』を読んで、「だが、しかし・・・」と題してアマゾンにレビューしたのは4ヶ月前だった「板子一枚下は地獄」、コンピューター頼みの世界のあっけなさ、それに人間の実存感覚を対比させたつもりだった。「参考になった」という人、今のところ6人中3人。

   *   *   *   *   *
《数十年前であれば、個人が一生をかけて調査をしたり、研究をしなくては得られなかった貴重な情報が、瞬時にして誰にでも手に入ってしまう現代という時代は、知的好奇心を満たすのには、奇跡的で夢のような時代であるだろう。》(211p)
 調べものをしていてこのことはよくわかる。「かつてこれだけ書くのにどれだけの手間と時間を要したことか」と。
 《言ってみれば、我々は知識と情報の大海を、有り得ないほどに高速で移動できる船に乗って、自由に冒険しているようなものである。様々な分野や領域にまたがる、無数の知識と情報が、その大海原には無限に横たわっており、そのすべてを我々は訪れて見て回ることができるのである。》(212p)
 コンピューターの性能は誕生からの50年間で100億倍になった。今後その数字はさらに等比級数的に倍してゆく。いずれ一つのコンピューターが人間の全知性を凌駕する時が来る。その経歴において知と技術の最先端に在る著者にして描き得る夢の世界・・・

 そんな折、しばらくぶりに親しい友人と車で外に出て、小雨に煙る若葉の景色の中でふと感じた、懐かしい遠い記憶が甦るような充たされた既視感。
 私が感じた実存の感覚と著者の描く夢の世界とのこの隔たりは何なのだろうか。人類が積み重ねてきた太古からの体験の重みが持つ、コンピューターが実現するヴァーチャル世界との対極性なのかもしれない。
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「『電磁パルス攻撃』の恐怖」の記事(SAPIO 8月号)、転載しておきます。
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前原民進党をどう見るか [現状把握]

どこにメモろうかと思いましたが、記事にします。近藤代議士、やすえ議員にもわかってほしい。(太字引用者)
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965 名前:堺のおっさん 2017/09/04 (Mon) 00:35:33 host:*.ocn.ne.jp
民進党は、前原代表で一層ネオコン色が強まった。もはや用済みの民進党。
日本ファーストとの合流を視野に再編を加速していくだろう。
自民内部のネオコン派はどうするか? 本音は呼応したいところだが…
安倍総理がネオコン派も選挙区で縛りをかけているため自力で当選できる有力者以外は飼い殺し状態。それにもかかわらず飛び出す賭けを選択できる議員はそれほどいない。
かくして、日本の政治構図は安倍対ネオコンの戦争へとシンプルなものに。
大阪と関西の一部に勢力を持つネオコン傍流の維新も自民合流か、日本ファースト合流へと選択を迫られるだろう。
現在主導権は、消費税減税を切り札にして官邸ががっちりと握っている。
次期総選挙では少なくとも消費税増税の再延長、場合によっては減税か、10%への増税の戦いとなる。前原や野田聖子がチラチラと10%を観測気球として上げているが、ほとんど支持されていない。
アベノミクスが破綻しない限り、ネオコン=10%増税派はほぼ勝てないだろう。
むしろ、消費増税による景気の腰折れを嫌い市場からも総スカンとなる。
このように安倍総理への個人攻撃以外に、ネオコンには意外と切り札がない。
何とかモリカケで引っ張ろうと無理をする根拠もここにある。


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国民の日常を壊したNHK [現状把握]

昨日(8月29日)の事。

《今朝5時58分に、また北朝鮮がミサイルを発射実験した。今朝5時58分に、また北朝鮮がミサイルを発射実験した。/日本上空を通過して襟裳岬から東に約1180キロの太平洋上へ落下した。/テレビは、朝からずっと大騒ぎして、国民を怖がらせて煽っている。/北朝鮮に対しては、米・中・ロの3大国が話し合って、うまく処理(国際社会による強制執行)すればいい。日本に何かできるわけではない。》(副島隆彦 重掲示板
《北朝鮮が本日早朝,弾道ミサイルを発射した./前回のミサイル発射は,わずか3日前の26日のことだった./そして本日の弾道ミサイル発射! じつに大胆な挑発行為だ./菅官房長官は,「度を超した挑発行動を断じて容認できない」と,緊急記者会見の場で述べた.
たしかに,「度を超した挑発行動」だ./しかし…,/「断じて容認できない」からといって,いったい何が出来るのか?/アメリカにとっても,今朝の北朝鮮の度を越した挑発行動は,断じて容認できないだろう.
ここまでヤラれたら,これはも~我慢の限界だろう.
このまま座視していたら…,アメリカは腰抜け!ということになるし,世界の嗤い者になる./しかも,現在,北朝鮮は,さらに挑発的な核実験の準備を完了させている.(記事)/本日のミサイル発射の何日か後に,北朝鮮が核実験を強行したとしたら…,これに対抗して米国政府も強硬手段を強行せねばならなくなる./もし,米国政府が優柔不断になって逡巡していると,米国戦争屋のハネっ返りが,発作的に暴走・暴発して,数百発のトマホークを北朝鮮領域に撃ち込む!という事態もありえる./こ~ゆ~↑事態を想定して,いや,期待して…,北朝鮮は敢えて大胆な挑発行動に出ているのではないのか?/だとすると…,バックにはプーチンがいる./いつ核ミサイルの先制攻撃をされるかもしれない恐怖に20年以上も耐えてきたロシア,そして中国./さらに,昨年末以降,なんと8人もの大使,外交官,大統領側近が「変死」させられたプーチンも,すでに我慢の限界に達していて,(アメリカに先制攻撃をさせ,その際に米軍艦隊を一気に叩きツブす)潮時!と考えている…野鴨./上の「野鴨」というのは,「可能性が高い」という意味です./とにかく,今朝の金正恩の大胆すぎる挑発行動によって…/世界は,一寸先は闇!という状況に,一気に突入した…野鴨.》(飯山一郎 てげてげ
 

 

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「ネオコンパワーグローバリストvsナショナリスト」止揚のために [現状把握]

《石破茂と,若狭勝と,小池百合子が…/ネオコン路線上で,完璧にツナがっている!》→「ネオコンパワーグローバリストとナショナリストのガチンコバトル」の構図がくっきりと浮かび上がってきました。7月5日に田中角栄を葬った愚をくり返してはならない!」と書きましたが、石破茂はまさに田中角栄抹殺時における三木武夫の役まわりです。思えば近藤洋介代議士の父コンテツ(近藤鉄雄代議士)は大蔵省役人時代、三木武夫の世界一周に通訳兼秘書役として随行したのがきっかけで政治の世界に踏み込んだ根っからの三木派。洋介代議士、本来自民党たるべきところ民進党に籍を置く身を倖として、親は親我は我、きっちり日本の現状を認識して選挙民、国民に充分納得してもらえる態度行動を示されんことを切に願う。時流に流されて、8年前私が「近藤洋介政治家失格」で書いたような愚をくり返してはならない。洋介代議士の正念場です。
            *   *   *   *   *

681 名前:飯山一郎 2017/08/20 (Sun) 00:37:17 host:*.dion.ne.jp
>>678
↑↑
石破茂と,若狭勝と,小池百合子が…
ネオコン路線上で,完璧にツナがっている!
見事な動画でした.→ https://www.youtube.com/watch?v=EgCco1sPYbg(5:40~あたり)

これは↑↑石破が仲人というより…
若狭が,小池を(オンナとしてタラしこんだあと)石破が脱党したあとの引取人にしよ~!と企んでいる感じですな.

小池が石破と組んでは…,都民ファーストの時のような爆発力が失せる!と,毎日の某記者が言ってましたが,そう鴨寝.

            *   *   *   *   *

「『ネオコンパワーグローバリストvsナショナリスト』止揚のために」と題した今日の記事、本論はこれから。実は中杉弘氏の以下の提言をひとりでも多くの方々に読んでいただいて「ほんとにそうだ」と思っていただきたく書き始めました。まっとうな思いは必ず通じます

            *   *   *   *   *

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緊迫する世界。今をどう見るか(つづき) [現状把握]

前記事のコメント欄につなげようと思ったのですが、昨朝から今朝への息もつかせぬ勢いの「放知技」板の流れ、記録させていただきます。いみじくも飯山氏、621でこう言っています。

《ワシたちは,恐ろしい何かが起こっても,それに対処して生き延びねばならない./その生き残り作戦(サバイバル)は,最悪事態をシナリオにして想定することから始まる./これを↑↑『危機管理』というのだが,その基礎となるシナリオは,たゆまぬ現実観察から生まれてくる./その現実観察も,見方(観点)を変えると…,全く違った現実が見えてきてしまうのだ./であるからして…/現実観察の時々を,メモ,あるいはノートにして残し,それを読み直してフィードバックし,検証しながら先に進む,という日々が最も賢明で確実な生き方になる./そして,この↑↑メモ,あるいはノートは,仲間うちでシェアしあって共有すると…,仲間同士の助け合いによる危機管理が進むことになる./そういう「危機管理情報」を共有し,切磋琢磨する場として,『放知技』は,ある.》

そして、↓がすごい!ほんとにそうかもしれない日本の現状。

民族や国家の独立は闘い取る!そ~ゆ~もんだと教わったが…/支配され,抑圧されている属国が,ひたすら低姿勢な日々を過ごし…/支配者である宗主国の内部崩壊をひたすら待つ.70年くらい待つ./そのうち,変人大統領が現れて,宗主国はバラバラ・ガタガタになって…/気がつくと…,あれ? オレたちの国って,独立してるじゃん!てな気分./こんなことって↑↑あるのかね? 良く分かんないけど…》(629:飯山一郎 : 2017/08/18 (Fri) 19:28:53)

堺のおっさんはこれを評していわく、覇権の移行期だからこそ起こる現象》630)。

ともあれ、トランプ政権の行方とも絡みつつ予断をゆるさぬ緊迫した情勢が続いています。

以下、「放知技」板からの転載。文中太字は転載者。

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緊迫する世界。今をどう見るか [現状把握]

北朝鮮がどう出るか、かつてない緊迫の東アジア情勢です。昨晩から今朝にかけての放知技板がすごいです。マスコミのニュースでは捉えられないナマの現実が伝わります。堺のおっさんいわく、絶対的反戦主義(平和主義)に洗脳された思考では到底ネオコンに対抗する術も気力もわいてこない。》放知技板からの転載の後に、飯山氏の北朝鮮問題の本質は,怨念と復讐心!金正恩の挑発は,本気だ!」を転載します。
天行居信条第二十三にいわく、私どもは天照大御神様の御神勅を奉体して顕幽両界を通じて神人相ともに力を協せての大神業を成就せねばならぬ大自覚のもとに億兆一心以て精進を致さねばならぬのでありまする、この大神業の遂行に障碍を及ぼす一切のものを撃破するには荒魂(あらみたま)の発動を必要といたしまする、仁とか愛とかの名義に枯死的解釈を与へて其の枯死的名義に囚はれるが如き卑弱な思想は焼鎌(やきがま)の利鎌(とがま)もて打ち払ひ、公私大小とも「悪」と戦ふに勇敢なる戦士とならねばなりませぬ、建国時代の父祖の気象の如く雄大壮快な気象を涵要せねばなりませぬぞ》
以下文中太字は転載者です。
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目からウロコ「世界恐慌が起らない理由(わけ)」 [現状把握]

4月に、スティグリッツ教授「1000兆の国債は相殺すればゼロになる!」という提言をメモっています。そこでこう書いていました。《失笑(?)を買うこともあるが、「トランプ大統領の登場以来世の中が明るくなった」といろんな場で言っている。私の周囲には、ああしたい、こうしたい、そういう希望を持つことの大切さが漲(みなぎ)り始めている、そんな気がする。これまで70年生きてきて、この感覚は初めての体験だ。そんな中、今朝読んだ記事がこれ。「1000兆の国債は相殺すればゼロになる!」、なーんだ、そうだったんだ、「なにも後顧の憂いなく”希望”を語っていいんだよ、”いい世の中”を目指していいんだよ」。イハトビラキのまっただ中、そう思いたい。》

そして今朝の放知技板、「もう世界恐慌は起らない!」の議論に納得。要するに世界恐慌も、ネオコンの影響力後退の中では神話になりつつあります。/なので、ネオコンが大復活しない限り、世界恐慌は起こりません。》そもそもネオコン以外の誰かが損する範囲でしか恐慌は起きない》のです。そしてこう付け加えます。また、戦後は日本という便利なお財布があったので、その必要もなかった。/その流出資産、3000兆円とも!! 世界恐慌よりも儲かりまんな。》「株式投資は合法的な商い」として日本人の発想の転換を迫るフジさんの議論も貴重です。目を醒した日本には明るい未来が待っています。

ちなみに「ネオコン」とは世界を統一し自分たちに都合の良い世界を作ろうとしているグローバリスト・金融資本主義者を指します。ネオコンについてよくわかる説明があります。→https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/neo-conservatism田中角栄を葬った愚をくり返してはならない!」にも転載しています。)


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