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mespesadoさんのによる1億人のための経済談義(77)池田信夫氏にみる良き変節 [mespesadoさんによる1億人のための経済講]

4日以来のパソコン不調(結局交換)に始まり、南陽宮内会から「『宮内よもやま歴史絵巻』について東京に来て語ってくれ」と言われての上京等が重なりご無沙汰でしたが、mespesadoさんが私の前回記事をうけて、池田信夫氏の「緊縮派⇨反緊縮」への良き変節について書かれていました。《最早「緊縮」→「反緊縮」の流れは止まりません。》

6日の晩、一部上場のNo.2まで務めた義弟(年は3つ上)のところに泊めてもらってこの話を出したのですが、国家財政が家計、企業会計と違うところまではわかってもらっても、その先は「そんなことしたらインフレで大変なことになる」と頭ごなし、業績を確実に伸ばしてきた超一流企業を担った人間にして、国の財政赤字は重くのしかかっているらしく、日本の将来についてはひたすら悲観的なのでした。「とにかくこれにじっくり目を通してみて」と資料を置いてきました。

*   *   *   *   *

605mespesado:2019/06/04 (Tue) 06:56:06

 私の >>602 >>603 を紹介してくださっているはぐらめいさんが、紹介記事( https://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2019-06-04 )の冒頭で、

> 一昨日のこと、このブログを読んでいただいている方から「山本太郎の
> 『れいわ新撰組』は中核派の息がかかっている」とお聞きし、「山本太
> 郎・中核派」で検索して、池田信夫氏の「山本太郎は中核派の支援候補」
> の記事を読んだ。ただ私には、「山本太郎は赤とつるんでいる」として
> 枠外視してしまうより、堺のおっさんの《「メッさんの>>587はこれから
> の日本の最大の論点だ。右や左の旦那様で事足りた従属国家時代は終わ
> り、自立国家を目指す限り、緊縮財政派か否か が最重要な色分けとなる。
> もはや過去のイデオロギー等、くそ食らえ。右であれ、左であれ、緊縮
> 派は亡國の輩である。》的に、赤でも黒でも味方にしての「緊縮財政派」
> との真っ向勝負こそが今は大事に思える。

と書かれていました。この中で、池田信夫氏が2013年に書いたという記事:

山本太郎は中核派の支援候補
http://agora-web.jp/archives/1548447.html

によると、池田氏の主張とは、

> 彼は福島第一原発事故について、現地に乗り込んで「放射能がチェルノ
> ブイリの4倍」だとか「被災地の瓦礫は危険だ」と主張して、その移送を
> 阻止するデモの先頭に立った。この他にもまとめサイトに書かれている
> ように、非常識なデマを流し続けることによってメディアに露出してき
> た。

> 特に問題なのは、中核派との関係だ。中核派は「山本氏の政策支持し闘
> おう」という記事で、彼への投票を呼びかけている。

というわけで、放射能の害を過小評価する池田氏の方がオカシイし、中核派云々も中核派「が」山本氏「を」支持してる、というだけの話ですね。それに、この記事は2013年という6年も前の記事です。
 ですが、池田氏は、肝心の「経済」についてはどういうスタンスなのでしょうか?
 まず池田氏は2016年3月には次のように主張しています:

スティグリッツの「反緊縮論」は日本には当てはまらない
http://agora-web.jp/archives/2018180.html

> リフレで失敗した安倍首相が、次に頼るのは原始ケインズ主義らしい。
> 国際金融経済分析会合で、スティグリッツは予想どおり消費税の10%へ
> の増税の先送りを提案した。
 【中略】
> 彼らに共通しているのは、金融政策の有効性を否定して財政政策を推奨
> し、「長期停滞に入った局面では金利上昇のリスクは小さいので財政規
> 律を守る必要はない」という最近はやりの主張だ。
 【中略】
> 日本の潜在成長率は、財政支出とは無関係に下がり続けている。最大の
> 違いは財政赤字の原因が欧米のような裁量的な政府支出の増加ではなく、
> 社会保障による永続的な増加だという点だ。

> もちろん日本でも、財政支出を増やせば一時的にGDPは増えるが、それに
> よる財政赤字を将来の成長で取り戻すことはできない。社会保障支出は
> 老人が消費してしまうので投資は増えず、財政支出で潜在成長率は上が
> らないのだ。

 おやおや、この時点では池田氏は「財政赤字」を「解消」しなければならない、と信じている点で全然ダメではないですか。それに池田さんはGDPが生産指標であると同時に消費指標でもあることを無視しています。老人の消費であろうが何であろうが消費が増えればGDPは成長します。日本の潜在GDPが上がらないのはひとえに財政支出が足りないからで、アベノミクスの第二の矢である財政出動は、財務省の抵抗で予算は抑えられるわ、税金は増税一点張りで、これでは効果が出ないのはアタリマエです。
 というわけで池田さん、全然ダメじゃないか、と思っていたら…。
 ↓は今年に入ってからの最近の記事です。まずは1月の記事から。

財政赤字の何が悪いのか
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52024554.html

> 立憲民主党が、アメリカで話題になっている民主党のオカシオコルテス
> 議員を取り上げている。彼女の支持するMMT(Modern Monetary Theory)は、
> 先日の記事で紹介したように「財政赤字は問題ではない」という理論だ。
> 彼女はサンダースを継承する「民主社会主義者」で、MMTはトンデモでは
> ない。

トランプ大統領の大減税でアメリカの財政赤字は激増したが、実質金利
> はゼロのままだ。この状況で財政破綻やハイパーインフレを心配するの
> はナンセンスで、中央銀行が紙幣を印刷して国債を買えば、格差是正の
> 財源はいくらでも出てくる――というのが彼女の主張で、社会主義とし
> てはそれなりに筋が通っている。
 【中略】
> もちろんゼロ金利が永遠に続く保証はないが、終わる兆しも見えない。
> サマーズもグローバルな長期停滞が構造的な需要不足によるものだと論
> じ、MMTを部分的に認めている。立憲民主党がMMTを掲げて「財政赤字な
> んか気にしないで弱者救済のバラマキをやる」と主張したら、おもしろ
> いのではないか。

 なんと、2016年とは完全に真逆のことを主張しています。そして今年の4月↓

財政赤字で将来世代の負担は減る
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52026994.html

 そして5月↓

日本には財政赤字が必要だ
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52028437.html

 どうした風の吹き回しでしょう。でも、とにかく正しい方向に意見を転向することは大歓迎です。最早「緊縮」→「反緊縮」の流れは止まりません。
 要は、この流れの速さと、どこかで世の中の関心が逸らされることくらいでしょう。もちろん反緊縮の声は全体の中ではまだまだ弱いですが、別に、10月の消費税増税阻止が最後の目的ではありません。奴らは10%では飽き足らず、更なる増税を目指していますから、戦いはずっと続きます。ここはタイムリミットなどを設けて焦ることなく、ひたすら反緊縮の声を上げ続けることが大切です。

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